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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

注目のダブル世界タイトルマッチ。今夜ゴング!

2014年04月23日 | ボクシング

≪ワールドプレミアムボクシング19  The REAL≫   ~大阪城ホール~

 WBC世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦
  王者・山中慎介(帝拳) × 同級3位・シュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)

 IBF世界Sバンタム級タイトルマッチ 12回戦
  王者・キコ・マルチネス(スペイン) × 同級13位・長谷川穂積(真正)



いよいよ今夜、
大阪でゴングが鳴らされます。
ボクシング・ダブル世界タイトルマッチ。


チャンピオン・山中は6度目の防衛戦。

今回は世界チャンプになってから初めての関西凱旋試合。
注目度の高さを示すのは、
14,000枚のチケットがほぼ完売になっているということでしょう。

山中チャンプは、
3位のジャモエを相手に戦います。

実力的には問題ない相手だと思いますので、
しっかりと”理詰めで”追い込んで、
左をたたき込んで終わらせてほしいと思います。

山中の【神の左】が、
今夜大阪の夜空に映えることでしょう。


そして3年ぶりに世界タイトルマッチを戦う長谷川穂積。

『ついに帰ってきてくれた』
と思っているファン、
たくさんいることでしょう。

思えばワタシ、
長谷川を知ったのは、
西武ライオンズのキャンプを長谷川が訪問した時から。
調べたら2005年の2月でした。

そこで同い年の松坂と交友関係を結び、
当時すでに大スターだった松坂とにこやかに談笑していた姿は印象的でした。

程なくして世界タイトルに初挑戦。
『あの長谷川か』
ということで注目して観ていたら、
あの伝説のチャンプであるタイの英雄・ウィラポンを破って戴冠。

びっくりしたと同時に、
『こんな強いボクサーだったのか~』
というのが感想でした。

この試合から、
ワタシは長谷川の大ファンとなり、
バンタム級での10度の防衛戦、
くまなく観戦してきました。

ウィラポンとの再戦を制したあたりから、
どんどん高みに上っていく長谷川の防衛ロード、
まぶしかったです。

途中お母さんが闘病生活に入り、
その事がことさら喧伝されることとなりましたが、
ワタシは純粋に、
長谷川の強さに惚れていました。


そして迎えた11度目の防衛戦。
危険な相手であるWBOの同級チャンプ、
フェルナンド・モンティエルを迎えて武道館で行われた、
2団体統一世界タイトルマッチで、
長谷川はモンティエルの一瞬のすきを突く猛攻の前に、
初めてマットに沈んだのでした。


しかし不屈の男は、
2階級ウェイトをあげて、
フェザー級に転向。

WBCフェザー級王座決定戦で、
ブルゴスと対戦。
歓喜の2階級制覇を達成しました。

その後2011年4月、
震災の影響で東京から神戸に場所を移して行われた初防衛戦で、
長谷川はジョニゴンこと強打のジョニー・ゴンザレスと対戦。

『やってはいけない』打ち合いに応じて、
4Rで壮絶なKO負けを喫して王座を陥落してしまいました。

そして今度は、
1階級落としてスーパーバンタムで再起。

『自分では最後のチャンスと思っている』と、
”負けたら引退”の覚悟で、
今日の『3階級制覇』に臨んでいきます。


漏れ聞こえるところでは、
長谷川のコンディションは良さそう。

3年という世界タイトルマッチのブランクはありますが、
長谷川の”最後の”ビッグマッチは、
『何かをやってくれる』と期待せざるを得ない心境です。

あの2005年にキャンプで出会った松坂大輔は、
苦しみの中自らの手でメジャー再昇格を掴んで、
もがきながら再起を果たしつつあります。

長谷川もまた、
もがきながら『男の意地』を見せてくれるはず。

そんな戦い、
今夜繰り広げられます。

必見です。


さて、
ボクシング界は、
軽量級では井上尚哉に八重樫東。
中量級では安定した強さを誇る山中、内山に、三浦もいます。
重量級では村田が世界を狙う準備も整いつつあり、
役者がそろいつつあります。

ある意味、
これから黄金時代を迎えそうな雰囲気もあります。

そんな中、
今夜の長谷川の戦いは、
ボクシングファンにはたまらない一戦となりそうです。


最後に賭ける長谷川の、
明日はどっちだ!!!


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