今年のプロ野球。
最も悲惨だったチームは?
という質問があれば、
真っ先に名前が挙がるであろうチームが、
横浜ベイスターズ。
2年連続の最下位。
毎度毎度の首脳陣交代。
やる気のない戦いぶり。
ガラガラのスタンド。
毎度おなじみの光景です。
98年に、
マシンガン打線と大魔神・佐々木を擁し、
雌伏の30年を経て歓喜の優勝を飾ったときは、
【強豪への道】を歩み始めると思われましたが、
その年をピークにしてまたも下降線。
特にTBSが経営参加してからはひどい惨状で、
98年以前どころか、
これ以上ない落ち込みぶりで、
長らくセ・リーグの【ドアマット】(全チームに踏みつけられる存在のこと)
の役割を担ってきました。
今年も例年通り、
いや例年以上の体たらく。
大矢⇒田代と監督のクビを挿げ替えてみたものの、
一向に浮上する気配のない【潜水艦】として1年を過ごしました。
横浜ファンは、
あきれを通り越して諦めの境地でしょう。
しかし、
新監督に尾花監督を据えてから、
このオフシーズンは
『改革して行こう』
という姿勢が現れてきました。
【尾花監督】
私は、
最も監督をやらせたい人物の一人でした。
選手育成能力、
戦略性、
カリスマ性
すべてに秀でた人物だと思います。
横浜は、
恥を忍んで巨人のフロントに尾花監督(当時はコーチ)の獲得意向を伝え、
仁義を切りました。
ここから、
すべてが変革していく予感がします。
これまでの横浜は、
ヤクルトのチームカラーとよく似た【家族主義】のチームだったように思われます。
【仲良く】
【波風を立てず】
【そこそこの成績を残す】
あたりがキーワード。
巨人のように常勝を義務付けられているわけでもなく、
阪神のようにファンからの突き上げも鋭くはありません。
西武・SB・中日のように、
上位にい続けるノウハウを持っているわけでもなく、
日本ハム・楽天・広島のように、
地域密着でもありません。
そんな【宙ぶらりん】なチーム哲学が、
ひょっとしたら改革されていくかもしれない予感があります。
新外国人の獲得に腐心していると共に、
ロッテからエース・清水を獲得。
同時に捕手の橋本も獲得。
そして、
昨日は日本ハムとの間で3-3のトレードが発表されました。
入団するのは、
稲田・坂元・松山の3選手。
続々と血の入れ替えを行っています。
頼りになる外国人打者2人+外国人投手1人が入団すれば、
ひょっとしたら戦える戦力になるかもしれません。
なにより、
尾花采配がとても楽しみです。
ベイスターズが強くなれば、
必ず横浜が盛り上がります。
今年横浜は開港150年を迎えたのですが、
ベイスターズはその波にまったく乗れませんでした。
1年遅れてしまいましたが、
12年ぶりの再浮上、
期待できる気がします。