ラグビー日本選手権。
『国立競技場での最後の戦い』
他の競技の大会と同様、
やっぱりこの冠が付いた今大会。
このところ、
雪やらなんやらで、
『ラグビー観戦の予定をしては、中止』
ということが続いていたワタシ。
先週も雪の影響で競技場には足を運べず。
それではということで、
今週久しぶりに秩父宮に足を運ぼうと思って協会のHPを見てビックリ。
『いつお見えになるんだろう』
なんてそわそわして観戦していましたら、
第2試合の後半にお見えになりました。
天皇・皇后両陛下は、
にこやかに手をお振りになり着席されると、
途中は身を乗り出して試合を十分にご堪能された様子。
晴れやかなひと時となりました。
そんな中試合は、
2試合ともに後半の残り5分以内で決着。
こんなに素晴らしい『最後のワンプレーまでわからない』試合が2試合続いたのって、
ワタシの記憶の中でもなかなか思い出せないほどです。
両陛下をはじめとして、
昨日秩父宮に足を運んだファンは、
ラグビーというものの面白さを十分に味わったことでしょう。
お得な1日でした。
第1試合 東芝 〇 24(9-13,15-8)21 ● トヨタ
第2試合 神戸製鋼 〇 28(9-10,19-16)26 ● ヤマハ
この両ゲームで勝った方が、
今年の2強(パナソニック、サントリー)への挑戦権を得るというこの日の試合。
今年のラグビー界は、
実力的に今季Sクラスだった2強と、Aクラス4チーム、その他のチームという色分けがされていたと思われるのですが、
昨日の試合はその4チームによるサバイバルの様相。
要するに、
この4チームにはほとんど差がないということが、
昨日の試合でもはっきりしましたね。
まず第1試合は、
同点の後半38分に、
ヒルが正面からDGを決めて逃げ切り。
この特典がなければ大会レギュレーションにより≪抽選≫になるという、
きわどい試合でした。
第2試合はもっときわどかった。
後半エンジンをかけたヤマハがじりじりと差を広げて9点差。
なおかつ攻めて、
渾身のキックパスが通ればその時点で『試合は決まり』だったのですが、
それがあと一歩でキャッチャーの手をすり抜けトライを逃すと、
神戸がすかさず大反撃。
あっという間にPG、トライで逆転に成功し、
そのまま逃げ切りました。
最後まで息を突かせぬ、
本当に面白い試合でした。
2019年に向けて、
こういう試合を積み重ねていけば、
『また(観戦に)来たい』
と思ってもらえること請け合いです。
ともすればモチベーションの下がりがちな日本選手権で、
こういった試合を見せることができるトップリーグの選手たち。
意識の高さをうかがい知ることが出来ました。
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