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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

逆転、逆転の交流戦。 ところで、審判って、石じゃないの?

2015年06月03日 | プロ野球

テニスの全仏オープン。

第5シードの錦織。
残念ながら準々決勝で、
フルセットの大激戦の末敗れました。

2セット先取される苦しい立ち上がりから2セットを取り返した時は『さすが』と思いましたが、
最後まで何かペースをつかめないままでしたね。

残念ですが、
これがグランドスラムの厳しさかな?
しかし8強進出はさすがの一言。
次に来るウィンブルドンでの活躍、
期待しています。


さあ、
それはさておき昨日のプロ野球交流戦。

各地で最後に大逆転劇が頻発するという、
凄い戦いでした。

逆転した方のチームは、
いずれも現在チーム状況がすごくいいチーム。

その勢いを、
昨日の試合でも発揮してくれました。


まずは甲子園の阪神vsロッテ。

ずっとワタシはこの試合を観戦していたのですが、
9回で阪神が1点リードしているところで、
他のチャンネルに変えてしまいました。
『まあ、オ・スンファンが出てくればそれで終わりだろう』
というのがそのココロ。

しかし後から結果を聞いてびっくり。
9回2死ランナーなしから、
ロッテのしぶとい打線が満塁のチャンスを作り、
角中がまさかの逆転満塁アーチ。

劇的な結末で、
ロッテが逆転勝ちを収めました。


と思ったら広島では、
パ・リーグ首位を快走する日本ハムが、
最終回に5点を挙げて大逆転勝ち。

広島はやはり、
抑えが大問題ですね。

マエケンがしっかり8回まで抑えていたのに、
抑えがあれでは浮かばれませんわね。
浮上のためには、
やはりセットアップ+抑えをきっちりしないといけません。

日ハムは『勝つオーラ』が出てきましたね。
若いチームですから、
波に乗ってくればどんどん突っ走っていくことも考えられます。

チームの歯車が、
いい方向に回っていっている感じがします。


そしてセ・リーグで首位を快走する横浜DeNA。

昨日も難敵のSBに対して、
中盤に逆転されてリードを許す厳しい展開。

この日のスタメンには、
主砲の筒香に好調のロペスまで故障でスタメン落ち。
厳しい中での戦いでした。

しかしそこは今乗っている絶好調軍団。

松本、荒波などの『わき役』が活躍してSBの『難攻不落のセットアッパー』バリオスを攻略。
なんと8回一気に3点を挙げて、
逆転勝ちを収めました。

今までとは違い、
故障者の発生とともにズルズル落ちていく・・・・・・という感じはないですね。
横浜DeNA、
ますます楽しみになってきました。


ところでこの試合。
面白いプレーというか、判定がありました。

場面はDeNA3-2リードの7回表。
SBは2死満塁と攻め立て、
バッターは主砲の柳田。

ここでDeNAは左腕の大原をマウンドに送りました。

3-2からの勝負球、
柳田はバシッとセンター方向に低く速いライナーを放ちました。

画面で見ていると、
2塁手は飛び込んだが追いつかず、
センターに抜ける2点タイムリー!

単純にそう見えたのですが、
何やら審判団とSBベンチが協議をし、
SBの工藤監督が『そりゃないよ!』と怒っている様子。

『何の抗議かな?』

ワタシは何が起こっているのかわからずしばらく見ていると、
審判団が場内に説明。

『審判にボールが当たりましたので、ボールデッドとして試合を再開します』
とのこと。

3塁ランナーの生還までは認められるものの、
2塁ランナーは戻されて満塁からの『試合再開』となる、
とのことでした。

『????????』

その説明を聞いたとたん、
ワタシは全く意味が分からず、
茫然としてしまいました。


『審判に当たったからって・・・・・・・審判って、石じゃないの?』

そう、
野球を少しでもやった人ならば誰でも知っている『ルール』は、
『審判は転がっている石と同じだから、当たってもそのままプレーを続ける』
というもの。

子供のころから、
もうそれこそン10年にわたって、
そう思い込んでいました。

とっさに頭に浮かんだのは、
昭和57年の日本シリーズ第5戦。
西武vs中日

1点ビハインドで迎えた中日の終盤の攻撃。
ランナーを2塁において打者の放った打球は1塁線を鋭く抜いていきました。
誰もが『同点!!』と思いましたが、
次の瞬間1塁塁審の足にボールがバシッと当たって、
あろうことかそのボールは2塁手の前にコロコロ。

それを捕った2塁手、
余裕で3塁ベースを回っていた走者を刺さんと三塁手に送球。
あわてて戻った2塁ランナーでしたが、
大きくオーバーランしていたため戻りきれずアウト!!

結局このプレーが響いて中日は同点に追いつけず、
西武はこの試合を取って勢いに乗り、
次の試合も勝って初めての日本一に輝いたのでした。

日本シリーズの流れを決めたプレーでした。


そんなことを思い出したため、
『え~~審判って、石だろう・・・・・』
と思っていましたが、
実は野球規則には、
審判が内野手より前に位置取りしていた場合には、
ボールが当たったらボールデッドになるんですってね。

初めて知りました。


なんだか気持ちは納得いかなかったのですが、
同時に『そんな規則もあるんだあ・・・・・』
と感心。

そして『さすがは審判だなあ。やっぱりルールは良く知っているね』
と感心もしました。

工藤監督が猛抗議をしたのを見ても、
プロ野球の選手や監督とて、
このルールは知らなかったと見えますね。

それだけレアなケースなんでしょう。


しかし、
何十年も野球というものを見続けて、
それでもまだ『初めてのこと』なんて、
あるんですねえ。

驚きました。

そして、
やっぱり奥が深いなあ・・・・・ということも実感。


まだまだ自分の知らないこと、
たくさんありそうで、
そう思っただけでワクワクしますね。


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