高校野球の地方大会。
昨日は沖縄で準決勝があり、
選抜出場の沖縄尚学と初出場を目指す日本ウェルネス沖縄が決勝に進出、
今日いの一番の代表を目指し、
決勝を戦います。
そして昨日は、
まさかの大波乱が続きました。
まず驚いたのが和歌山大会。
2021年の全国制覇校で、
今年の選抜にも出場した「超強豪」の智辯和歌山がまさかの初戦敗退。
22年ぶりの出来事で、
驚き以外なのものでもないですね。
22年前というと、
01年に全国制覇を飾った翌年、
「大看板」のスラッガー・武内(後に早大からヤクルト)を擁したチームでしたが、
前年に続く連覇のプレッシャーが重くのしかかっていたとのことでした。
当時と今と違うところ。
それは地方大会でも映像が見られるところ。
ワタシも昨日の試合、
中盤まで接戦を繰り広げているとあって、
6回くらいから見始めました。
すると7回、
智辯和歌山の自慢の投手陣が乱れ始め、
押し出し連発で逆転。
およよよ・・・
と思いはしましたが、
まだまだ「智辯和歌山の怖さはここから」なんてココロモチでした。
智辯和歌山のスタンドは、
なんと驚いたことに、
地方大会初戦にも関わらず甲子園と変わらない全校応援。
真っ白に染まったスタンドには、
全校生徒がびっしり➕ブラバン・チアの姿。
いゃ〜やっぱり関西の強豪校の甲子園にかける思いの強さ、
すごいもんです。
関東で地方大会初戦なんて言ったら、
強豪校のスタンドは部員➕その父母ぐらいのもんで、
どうかするとブラスもなし・・・が定番。
やっぱり関西は、
甲子園が文化の一部なんだなあ・・と実感しました。
さてさて、
智辯和歌山の打線は7回、8回と打球を打ち上げることが多く、
相手投手に翻弄され続け、
さらに9回表には連打で1点を追加され2点のビハインド。
祈りを込めた9回の攻撃も反撃はならず、
悔しい初戦負けを喫しました。
勝った高野山高校。
名前を聞くの、昭和の最後以来かなあ。
昭和最後の88年に甲子園に出場している名門ですが、
なかなかその後名前を聞く機会もなかったですし、
試合を見るのもその甲子園での堀越戦以来。
しかし昨日の試合は見事な戦いっぷりで、
期待できそうですね。
勢いに乗って甲子園、
狙っていることでしょう。
智辯和歌山の中谷監督。
就任してあまり年月も経っていない21年に全国制覇を成し遂げたので、
その後の戦いに無用なプレッシャーがかかっていなければいいんですけどね。
捲土重来、期待しています。
そしてさらに、
全国的に注目されていた、
元東海大相模で4度の全国制覇を成し遂げた門馬監督が初めての夏を戦う岡山の創志学園も、
なんと初戦で敗退しました。
昨年甲子園に出場の創志学園。
間違いなくこれから全国制覇を狙っていると思いますが、
今年は悔しい「初陣」となってしまいましたね。
こちらはワタシ、
見ていないのでどんな試合だったのかわかりませんが、
悔しい夏となってしまいました。
しかしながら、
門馬創志の戦いは始まったばかり。
中国地区で、
あの広陵の向こうを張って、
東西の横綱で甲子園をぶいぶい言わせる日を、
楽しみに待っています。
ということで、
これからは連日まさか・・・
が起こっていくのが夏の地方大会。
どんなまさかが待っているのか、
目が離せません。