さあ、いよいよ今年も始まります。
第97回を迎えた、
全国高校野球選手権大会の地方予選。
高校野球が開始されてから今年で100年というメモリアルな年に、
いったいどこの高校が甲子園の土を踏むことになるのでしょうか。
毎年大激戦が繰り広げられる各地の予選大会。
高校野球は、
決して甲子園大会だけにすべての高校野球の良さが詰まっているわけではありません。
この地方予選にこそ、
『高校野球』というもののすべてが詰まっている・・・・・・
そんな気がしています。
まなじりを決して白球をただ一心不乱に追う球児たち。
そこに垣間見える3年分の思い、
いや、野球を始めてからのすべての年月の”努力”と”思い”、
それがたっぷりと詰まっている大会です。
勝っても涙、負けても涙。
真剣に、自分のすべてを賭けているからこその、
素晴らしい涙だと思います。
そんな思いを感じながら、
毎年この『地方予選』を、
思い入れ深く見続けている、ワタシです。
今年の春の選抜は、
敦賀気比が北陸勢として初めての全国制覇を成し遂げました。
そしてその充実度は、
他の追随を許さないでここまで来ている感じです。
敦賀気比が夏もノンストップで突っ走るのか、
それとも『高校球界の盟主』大阪桐蔭が夏連覇を果たすのか。
暑い夏になることは必至の今年の大会。
甲子園の開幕試合の始球式には、
あの王貞治氏もやってきます。
さあ、
果たして49枚の『甲子園切符』はどこの学校の手に。
まずは北海道、東北地区からです。
≪第96回全国高校野球選手権大会≫
- 予選展望1 北海道・東北地区 -
【北北海道】(参加校103校)
強打の白樺学園が大本命。21世紀枠候補の北見工は、自力で代表を手繰り寄せるか。
◎ 白樺学園
〇 北見工 武修館
△ 旭川西 帯広緑陽 旭川工 旭川龍谷 旭川実
▲ 北見北斗 遠軽 クラーク 帯広大谷
ここ数年毎年『本命』に近い位置につける白樺学園が、4年ぶりの夏を狙う。今年も強力な打線が看板で、その力は十分に全国レベルだ。しかし例年と比較すると、やや投手陣が弱い印象だ。河村・中野の2枚看板がマウンドを死守するも、乱戦に巻き込まれると連打を食らう危険もはらむ。その白樺学園を追う各校は、やや力では離されている気配だが、夏は一発勝負のトーナメント。何が起こるのかわからないのは周知の事実で、波に乗って大会を乗り切りたいところだ。2番手に上がるのは、実績から北見工だろうか。秋は優勝した東海大四を最後まで追いつめ、その戦いぶりから21世紀枠候補となった。残念ながら聖地へのキップは届かなかったものの、その気で鍛えた冬場の練習で実力をさらにアップさせた。何しろ【全国】というものを身近に感じたということで意識改革が出来たのが大きい。エース中川をがっちり支える守備陣の底上げで、僅差のゲームを勝ちきれるようになり、夏への手ごたえは十分だ。昨年のうれしい初出場からの連覇を狙う武修館は、投手陣などに昨年のメンバーを残し快進撃の再現を狙う。まとまりのある旭川西は、春の全道大会8強入りが自信になっている。帯広緑陽はエース長江を擁して、照準を甲子園にピタリと合わせる。名門が揃う旭川勢では、甲子園経験のある旭川工、旭川龍谷、旭川実、旭川大らが虎視眈々と覇権奪回を狙っている。特に旭川工のエース高沼は注目の左腕だ。元駒大苫小牧の佐々木監督率いるクラークは、野球部強化に力を入れ出して初の夏。旋風を巻き起こせるか。
【南北海道】(参加122校)
レベル高い上位のたたき合い。東海大四・北海・駒大苫小牧の3強に、ほとんど差はない。
◎ 東海大四 北海
〇 駒大苫小牧
△ 北照 札幌日大 札幌大谷
▲ 札幌第一 立命館慶祥 函館大有斗
駒大苫小牧の黄金時代からすっかりレベルが高くなった南北海道大会。勝ち抜くのは本当に難しい大会だが、今年は例年にも増してレベルが高く、優勝までたどり着くのは至難の業だ。そんな中で、今年は”3強”の力が接近しており、予断を許さない大会になりそうだ。本命に上がるのは選抜準優勝の東海大四。昨夏の甲子園出場で低迷を脱し、今年の春は全国大会で快進撃。自信をもって夏に向かっている。チームはエース大沢を中心とした守りのチーム。大沢は選抜以降はゆっくりと休養を取りながらの調整となったが、夏の本番を迎えてピッチが上がってきそう。投球術にたけたピッチャーだけに、暑い夏にも大崩れはしそうになく、その点から本命に挙げてもよさそうだ。課題は打線の底上げに尽きる。追っていく北海は春の全道大会を制覇。力は東海大四と互角か、それ以上と見る。2枚揃った投手力に強打線。バランスから言うと東海大四をもしのぐとの評判で、力をそのまま発揮できれば4年ぶりの夏はすぐそこだ。そして昨春の選抜で復活を遂げた駒大苫小牧も、2強の背中にピタリとつけて逆転を狙っている。選抜で甲子園を経験したエース伊藤が成長。春の全道大会決勝ではその伊藤を温存したため北海に大敗したが、本番の夏はそうはさせじと意気込む。打線の破壊力はお墨付きで、北海の強打線と互角に打ち合える唯一の打線だ。そんな3強だが、組み合わせによっては、大会の景色は一変するかもしれない。その隙間を狙う一番手は、2年ぶりのVを狙う北照か。監督の交代でバタついた印象だが、ここに来てようやく落ち着いて戦えそうな雰囲気だ。打線の破壊力はかなりのもので、投手陣の整備次第では一気の浮上もありうる。札幌日大、札幌大谷の名門は、チームの軸づくりに躍起。札幌第一は経験値の高いメンバーで勝負。立命館慶祥のエース高氏は最速140キロの速球派。古豪復活を狙う函館大有斗あたりまでが、覇権争いを繰り広げるはずだ。
【青森】(参加69校)
3強のたたき合い。今年は八戸学院光星が絶対ではなく、どこが勝ってもおかしくはない。
◎ 八戸学院光星
〇 聖愛 青森山田
△ 八戸工大一 青森
▲ 弘前工 五所川原商
ここ5年ほど、かつては後塵を拝していた青森山田に差をつけて『王国』を築いていた八戸学院光星。毎年夏はこの2強対決がハイライトだったが、そこに聖愛が殴り込みをかけてきて、”2強絶対”から”3強時代”に変化しつつある青森の高校野球界。今年はその3強がほとんど横一線に並び、激しい叩きあいを演じている。まずは2度目の『4季連続』を狙う八戸学院光星。すっかり全国の舞台でも”強豪”としての認知度は高まり、いよいよ東北勢初の全国制覇に向けて態勢を整えつつある。このところ全国での活躍が著しい東北勢だが、その中心となる八戸学院光星の戦力は、今年もレベルの高いものになっている。エースの中川は3度の甲子園を経験して、すっかり落ち着いたマウンドさばきができるようになってきた。大崩れするというイメージは全くわかない安定した投球が売りで、今年もその力を発揮するのは間違いない。そして支える2番手の呉屋も好投手で、投手力という面からは3強の中でも頭一つ抜けている感じだ。打線は相変わらず振りが鋭く得点力の高い打線で、ほぼ死角は見当たらない。その光星を倒すには、力勝負で勝たなければいけないということで、聖愛が強力なチームを作ってきた。春は県大会優勝、東北大会8強と実績を積み重ねており、バランスの取れた戦力で光星とのガチンコ勝負を心待ちにしている。そして名門復活を狙う青森山田も、今年は一味違うところを見せている。春は県大会で光星を破り、東北大会決勝でも再度対戦した光星に連勝。なんといっても、大事なところでことごとく光星の壁を破れなかったチームに、苦手意識を払しょくさせたという点では非常に大きな”春の陣”となった。戦力的には、打線で突き放すタイプのチーム。技巧派エース小野が春は光星に通用したが、夏の本番でどうかというところに一抹の不安を残すものの、中川・呉屋の二本柱を崩した打線はかなり自信を深めており、夏もライバル対決を制すと意気盛んだ。全国的に見てもレベルの高いこの3強で決まりと思われる今年の夏だが、可能性があるとすればジャンボ内沢を擁する主八戸工大一、昨夏準優勝で粘り強い野球をする青森、名門の弘前工あたりか。いずれにしても、準決勝からの3強のつぶし合いは、必見だ。
【秋田】(参加50校)
選抜に続き聖地へのキップを掴むか、大曲工。秋田商・能代松陽らの夏将軍が台頭するのか、それとも春に続いて秋田南が来るのか。
◎ 大曲工
〇 秋田商 能代松陽 秋田南
△ 秋田 角館
▲ 秋田中央 本荘 明桜
大曲工は、どうやら勢いだけではないホンモノの力をつけてきたようだ。大曲の花火に見立てた”花火打線”は、昨年のチームよりは若干見劣りするものの、センバツでは英明、浦和学院といった強豪に一歩も引けを取らず、”全国レベル”を証明した。選抜以降調子をやや落とすエースの武田がカギになる夏の陣だが、本命に挙げられる戦力は十分に持っている。その大曲工を追うのは、夏に強い秋田商と能代松陽の両校か。いずれのチームも、春までは鳴りを潜めていても夏の大会になるとキッチリとチームを作ってくるという伝統があり、今年も『夏の主役』になる可能性は最も高い。秋田商のエース成田は左腕からキレのいい球を投げる本格派。夏向きの好投手だ。能代松陽は相変わらずのしぶとさを持っており、接戦をものにするのはお手のもの。昨夏も、無印ながらキッチリと決勝まで進出して県高校野球関係者を『さすが』と唸らせた。春を制したのは秋田南。継投と強打での勝ち上りだったが、その方程式が夏にも通用するのか。しかし東北大会では花巻東と大接戦を演じており、持っている力は高い。ガチンコで夏の秋田の主役に躍り出る腹積もりだ。春準優勝の秋田も圏内。伝統的に夏に勝負強さを見せる名門の、03年以来の復活はなるのか。そして昨夏の代表、角館も虎視眈々と連覇を狙う。春も4強に進出しており、昨夏と同じようにエース小木田を前面に押し立てて守りの野球を貫く。名門の本荘、明桜らもさほど上位との力の差はなく、”荒れる夏”の主役になるべく調整中だ。
【岩手】(参加70校)
大本命はいないものの、すっかりレベルの上がった岩手大会。3強の図式は変わらずか。
◎ 一関学院 花巻東
〇 盛岡大付
△ 専大北上 盛岡四 水沢
▲ 宮古商 大船渡 花巻農 久慈
花巻東と盛岡大付の一騎打ち。そこに一関学院がどう絡むか・・・・・・・これがここ数年の『夏の岩手』の図式。今年もこの3強のたたき合いに変わりはないのだが、今年は一関学院の評判がよく、本命に推されている。ここ数年のレベルの上昇は顕著で、一関学院も数年前と比較して『全国で戦える』レベルにまでチーム力をアップさせてきた。春は県大会でライバルの2校を連破、東北大会でも4強に進出してその力を見せつけた一関学院だが、エース佐藤を軸にした投手陣の層の厚さは、唸らせてくれるものがあり。しかしながら、東北大会の青森山田戦では後半につないだ投手が相手打線を止められずズルズルと失点を重ねたという試合を経験。これをいい教訓としてさらに一段レベルアップすれば、盤石な投手陣が出来上がり甲子園への道も見えてくる。ライバルの花巻東は、チームの原点である粘り強さは今年も健在。秋、春ともに東北大会で実績を残す総合力は見事。エース高橋は好投手。左腕から球速豊かな速球とスライダーを投げ込み、安定感は抜群だ。打線は春は不振だったものの、夏は必ずキッチリと仕上げてくるはず。2年ぶりの夏へ、態勢は整いつつある。昨年は『ドラ1エース』松本を擁してライバルの花巻東を破ったばかりか、甲子園でも”候補筆頭”の東海大相模相手に大アップセットを起こした盛岡大付。今年は、昨夏の甲子園で2ホーマーの主砲・遠藤を軸に打線が活発で、甲子園を他のライバルに譲るつもりはさらさらない。昨夏ようやく【全国1勝】をあげた余勢をかって、今年も聖地に乗り込むことができるか。カギは軸の定まらない投手陣の整備か。3強でほぼ決まりと考えられる今年の岩手大会だが、その他のチームでは名門の専大北上や盛岡四の爆発力に期待が集まる。県内では最近結果を出し続けている水沢も要注意。久慈、大船渡などのかつての甲子園組や、花巻農、宮古商なども『大逆転の一発』を狙う。
【山形】(参加49校)
県大会三冠達成を狙う鶴岡東。酒田南、日大山形や山形中央など、夏に実績のあるチームが追う。
◎ 鶴岡東
〇 日大山形 酒田南 山形中央
△ 山形城北 酒田光陵
▲ 東海大山形 羽黒 酒田東
秋、春と連続で県大会を制した鶴岡東が本命だ。県内での安定感のある戦いぶりは光っており、すんなりと4年ぶりに夏の覇権を奪うかもしれない。福谷、古市、太田らがかわるがわる守るマウンドは相手に得点を与えず、打線は好機を逃さない集中力が光っている。このチームが全国の強豪に対峙できる力を持つかというと『?』マークはつくものの、いわゆる『負けにくい』チームで、ガッチリと代表の座を手に入れる可能性は十分だ。追っていく一番手には、実績はないとはいえやはり日大山形をあげる。もともと打線の力は県内屈指、春までは投手陣の整備が出来ていなかったが、夏に向けて急ピッチで投手陣の底上げを図っており、期待値は高い。全国レベルで鍛え上げている攻守が、一昨年の様に炸裂する夏になるか。名門・酒田南も今年はいい感じだ。こちらも打線の破壊力は素晴らしく、『打ち勝つ野球』で今年連敗中の鶴岡東に『最後の大勝負』を挑む。音沙汰がまったくないのが昨夏の代表山形中央。しかしながら、昨夏甲子園でセンセーショナルなピッチングを披露した左腕・佐藤が残っているだけに、きっかけさえつかめば一気に・・・・という可能性は十分に残っている。そのほかでは、秋春ともに東北大会を経験した山形城北に注目。エース鈴木琢がチームの中心。まだ2年生ながら、チームの太い柱になっている。いいムードで大会を駆け抜けることができるか。酒田光陵も秋、春ともに実績を残したチーム。エース小野は県内では注目の選手だ。そのほかでは名門の東海大山形や実績十分の羽黒に期待。いずれにしても、”鶴岡東絶対”という抜けた力はないので、実力伯仲の面白い大会になる可能性も十分だ。
【宮城】(参加73校)
絶対の大本命・仙台育英に挑むのはどこか?
◎ 仙台育英
〇 東北 利府 柴田
△ 古川学園 石巻
▲ 松島 塩釜 登米
選抜は優勝した敦賀気比に2回戦で惜敗したものの、仙台育英の力は抜けている。エース佐藤世のパワーピッチングに、百日木にもメドが立ち投手陣は盤石の状態。そしてそれを支える打線はまさに『全国屈指』の破壊力を持つ。上位から下位まで、どこからでも長打が飛び出す破壊力抜群の打線は相手にとっては脅威以外の何物でもないはずだ。仙台育英にとって、阻むものはほとんど見当たらない今年の宮城大会だが、心配があるとすればやはり打線が相手軟投派などに”はまって”しまった時だろう。そのわずかな隙を狙う2番手以下では、やはりライバルの東北が1番手か。戦力的にはやはり県内では屈指のものがあるが、今年は何しろ実績がほぼゼロに等しい。夏の大会で勝ち上がっていくうちに経験値が上がり、MAXになったところでライバル・仙台育英に挑んでいきたい。昨夏嬉しい”初の夏”を経験した利府は、昨夏のメンバー5人を残して、経験値は高い。しかし何か今年のチームは昨年と比較してがっとおしていくパワーのようなものを感じないが、果たして本番の夏に殻を破り脱皮できるか。春準優勝の柴田は、長年好チームを作り続ける学校。一昨年甲子園まであと一歩まで迫った実績もあり、今年は本気で聖地初進出を狙っている。全員の力を結集しての総力戦が得意で、仙台育英にとっては『嫌な相手』かも知れない。その他では戦力の底上げが出来ていれば面白い古川学園や、春まさかの4強進出を果たした登米にも期待が集まる。
【福島】(参加78校)
聖光学院の連覇は濃厚。9連覇という、この凄さ。
◎ 聖光学院
〇 日大東北 いわき光洋
△ 東日本国際大昌平 磐城 光南
▲ 福島商 学法石川 相馬
昨秋の県大会でついに日大東北に敗れて、『聖光時代の終焉か』とささやかれた聖光学院。しかし、悔しさを持って冬場に鍛え上げられたこの軍団、やはり一筋縄ではいかないたくましさを持っていた。春の県大会を圧倒的な強さで制し、『新たな時代を築く』足掛かりにしてきた。新しい時代とはすなわち、『全国制覇』を視野に入れる時代ということだ。今年県大会で連覇を達成すれば、その連覇は9まで伸びる。高校野球の県大会では、無論最長であることに疑いはない。例年のごとく、冬場を超えて投手陣にニューフェースが一人、二人と現れてきた。左腕・鈴木は2年生ながら安定感抜群。森久保、今泉らそれでなくても層の厚い投手陣にまた一枚強力なカードが加わったことで、ほとんど県大会は無風で駆け抜けるであろうことが予想されている。打線は斉藤監督の自信作。昨夏は甲子園でなかなか打線が機能せず苦しんだが、その教訓から今年は例年以上に打線の強化を図った模様で、強力打線が出来上がった。村崎・浅見・西山・鎌倉とつながる打線の破壊力は満点。いよいよ『ニュー聖光学院』がお披露目の年を迎える。さて、中村監督率い昨秋聖光学院を破り県大会優勝を飾った日大東北はどうであろうか。春の県大会はまさかの初戦敗退。慢心があったとは思われないが、冬場の戦力の底上げが出来ているのかどうか、図ることのできないうちの敗戦で夏への経験を積めなかったのはチームとしては痛い。着々と戦力の上積みをしている聖光学院に対して夏に大勝負を仕掛けることができるかは、これから最後の仕上げ次第か。春準優勝に輝いたいわき光洋だが、決勝で対戦した聖光学院とはまだチーム力にかなり差がある印象。東北大会初戦でも鶴岡東に何もできずに敗れたことから、戦力上位校と対戦した時に力で押し切られてしまう可能性は高いか。東日本国際大昌平は、藤田という好エースを持っているだけに、打線の奮起が待たれる。名門の磐城は久しぶりの優勝圏内。大声援に乗っての躍進に期待。光南はエース星に賭ける。福島商、学法石川の両名門に春頑張った相馬らも、上位進出を狙っている。