ＭＬＢの話題と、タイガース

ＭＬＢはシーズンも最終章。
１６２試合を戦って優劣を決めるシーズンにあって、
イチローが移籍して黒田とともに戦うヤンキースが、
どうやらア・リーグ東地区の優勝をものにしそうな気配です。

イチローはここの所、
凄いですね。

来年の契約に向けて、
『チームになくてはならない』
姿を見せ続けています。

これからプレーオフ、そしてワールドシリーズで活躍を見せれば、
彼の市場での価値はどんどん上がっていくことでしょうね。

まあ、しかしながらヤンキースとの契約は、
彼の年齢を考えるとどうなるかわかりませんがね。
松井秀喜を見るまでもなく、
ヤンキースはシリーズＭＶＰだろうとなんだろうと、
平気でカットしてきますから。

黒田の活躍にも期待は大です。

来春に予定されているＷＢＣでも、
日本選手たちが全員出場できるのであれば、
先発にはダルビッシュ、黒田、岩隈、そして捲土重来を期す松坂を並べ、（来年は松坂、しっかりと復活してくれるような気がするのです）
中継ぎに田沢、上原を配し、
１・２番を青木・ダルビッシュで組ませるなんてことになれれば、
面白いチーム構成になりますがね。

まあ、
ヤンキースに拘束される選手たちのＷＢＣ出場はまかりならんと思いますが。

あっ、そうだ。
松井秀喜も呼んだらどうでしょうか。
代打の切り札として。

いずれにしても、
ヤンキースとレンジャース、
プレーオフ進出は間違いないでしょうから、
『ダルvsイチロー』
の対決も、楽しみになってきています。


さて、
海の向こうはそんなことで盛り上がっていますが、
こちら日本のプロ野球。

結構大変なことになっています。

特に阪神タイガース。
金本が引退を発表したと思ったら、
藤川球児が登録抹消。（たぶん、このまま渡米へ）
そして昨日は、城島が引退を発表しました。

外国人で言うと、
ブラゼルはカットされるでしょうし、
何かと問題の多かったマートンの契約も、
どうなるかわかりません。

ここ数年チームの顔だった選手たちがこうも離れていくと、
一度チームは完全に解体して一からチーム作りをやり直さなければなりませんね。

新聞紙上では、
しきりに福留や西岡を狙っていることが書かれていますが、
ＭＬＢ帰りの選手にはあまり期待しない方がいいと思いますがねえ。

ほとんどの選手が、
期待ほどは働きませんからね。

『ＭＬＢに出発する前の彼ら』
を基準にして期待すると、
大きく裏切られることは必至です。

彼らは渡米するときが一番のピークだったんですから。
経年と環境の変化に伴って、
力を落としているということから入っていかないと、
落胆の末に罵詈雑言・・・・・・
となりかねませんから。

それよりも、
鳥谷の去就が注目されますね。
ＦＡ権取得によってにわかに注目され始めたこの阪神の『フランチャイズプレーヤー』。
彼も阪神を離れることになると、
それこそ大変なことになりますよ。

大きなお世話ではありますが、
週刊プレーボール誌上でも、
豊田泰光氏がオリックスと阪神に叱咤激励を飛ばしていました。
『関西の球団は、何とか立て直せ』
というもの。

全くそう思います。

『日本一野球に熱い』関西が熱くならずに、
どうしますか？！

関東、とりわけ東京なんて、
今や巨人が優勝しようがヤクルトがＣＳ争いしようが、
全く『われ関せず』の街になっちゃっていますよ。

そりゃあ、醒めたもんです。

街の話題にもなっていません。


ということで、
事あるごとに『野球への熱』が覚めていることを心配せざるを得ないワタシから、
強く言いたいですね。

阪神頑張れ！
野球界を盛り上げてね！
（オリには期待していないので。もともとそういう球団だし。）