傘のマークでおなじみの、
あのアーノルド・パーマーが死去しました。
享年87歳の大往生でした。
ワタシが物心ついた時から、
ゴルフといえばニクラウス、パーマー、プレーヤーにワトソン。
日本では青木、ジャンボ尾崎。
そのぐらい記憶に染み付いた存在であったパーマーが亡くなりました。
日本では、
パーマーのプレーは見たことなくとも、
あの傘のマークのゴルフウェアは知っているという人が多い存在だったと思います。
今の人たちは、
『アーノルド・パーマー』といって、
ゴルファーを思い浮かべる人の方が少ないかもしれませんね。
広くその名前は、ブランド名として認識されていることでしょう。
ワタシは父親がゴルフ大好きだったということで、
小さなころから『土曜の夜は打ちっぱなし(ただ付いていくだけですが)、日曜の午後はゴルフ中継』
というのがルーティンとして入っていたので、
パーマーはとてもなじみのある名前です。
ある時、
すでにシニアの試合に出ていたパーマーを見る機会がありました。
確か記憶では、
チチ・ロドリゲスやリー・トレビのらも出場していて、
とても華やかだった印象があります。
彼らの出ているシニアツアーに回ると、
そのプレー(決して若いころのように飛びはしませんが、その技巧は超絶です。)に対する驚きもすごいのですが、
何より周りを楽しませる雰囲気づくりや、
笑いの絶えないトーク(何言っているかわからないことも多いのですが)などが楽しく、
時を忘れるぐらい思い出に残る時間を過ごすことができます。
パーマーはその記録を読んだだけでも、
マスターズ4勝、全米1勝、全英2勝など、
ものすごい成績を残したまさに”ゴルフ界のレジェンド”ですね。
晩年にマスターズに出場している姿を思い出しますが、
やっぱりなんというか、
たたずまいがかっこいいんですよね。
もちろんニクラウスなどもそうですが。
そんなパーマーも、
ついに鬼籍に入りましたか。
感慨深いです。
あの頃に見ていたパーマー、ニクラウス、プレーヤーやワトソンなどが人生の晩年を迎え、
その後の世代で、自分がゴルフをやり始めた頃に活躍していたカプルスや”ホワイトシャーク”グレッグ・ノーマンなども還暦越え。
そしてワタシのイメージの中では『いつまでも若い(昔風に言うと、永遠の若大将)』の、あのタイガー・ウッズなども引退近しなんて記事を目にすると、
なんだか『時が経ってしまったんだなあ』ということを実感します。
『いつまでも若いと思うなよ~~』
なんて、
ハッパをかけられている気がしますね。
黄昏の向こうに見える、
あのスーパーショットを頭に思い浮かべながら、
静かにパーマーを思い出したりしています。
合掌。
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