WBAスーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン 挑戦者
内山高志 ○ 6R TKO ● アンヘル・グラナドス(ベネズエラ)
チャンピオン内山が、
見事な一発TKOで、
大事な初防衛戦を飾りました。
見事な一撃必殺。
さすがダイナマイトパンチを持つKOキング。
スカッとさせてくれました。
このクラスではありえない挑戦者の185センチという身長。
この長身に対して、
内山が距離をどうとっていくかが試合前の見どころ。
ワタシもそのあたりはやや心配していましたが、
開始1分でその心配は杞憂に終わりました。
解説陣も感心していましたが、
見事な距離のとり方でした。
早速開始早々に距離を制した内山が、
じっくりと料理していったという感想です。
内山は予想以上に強いですね。
そして、
チャンピオンになってからどんどん強くなっていくタイプと見ました。
そうですねえ、
昔でいうならば渡辺二郎のように。
これからも、
どんどん強い相手とやって好ファイトを見せてください。
さて、
それにしてもこの春のボクシング界、
暗いニュースが続きました。
まずミソをつけたのが亀田オヤジの大暴走。
まあ、
これはリング上の事とは区別しましょうか。
そして、
長谷川穂積の、
まさに【ありえない】KO負け。
5年間の王座からの陥落。
ダブルタイトルマッチでの西岡は勝ってくれたものの、
その後すぐ名城の陥落。
亀田を含め、
3人のチャンプが相次いで1ヵ月半の間に王座を失うという非常事態でした。
その間に内藤の復帰戦はあったものの、
どこかパッとしない戦いに、
『内藤のチャンプ復帰はかなり難しい』
との感を強くしたこともありました。
あの長谷川&西岡のダブルタイトルマッチにして、
わずか8.3%の視聴率に留まった現状を見る限り、
ボクシング界はジリ貧か・・・・
との感想を持たざるをえませんでしたが、
この日の内山の戦いぶりを見る限り、
やはりボクシングは素晴らしいと再認識しました。
何とか人気も少し復活して欲しいなあ、
そんな感じを強く持っています。
これから当分は目立ったタイトルマッチの予定はありませんが、
西岡のタイトルマッチ、長谷川の復帰戦、
内藤の挑戦、そして内山のタイトルマッチなど、
まだまだ見るべきものは多いボクシング界です。
リアルなリング上での戦い、
盛り上がっていって欲しいと思います。
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