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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビー界はまた、偉大な人物を失った

2015年07月24日 | ラグビー

~サンスポより~
ラグビーの元日本代表で、日本最古のラグビークラブといわれる母校の慶大を率いて大学日本一に2度導いた上田昭夫(うえだ・あきお)氏が23日午前7時39分、代謝性疾患のアミロイドーシスのため、東京都内の自宅で死去した。62歳だった。


このニュースを目にした時、
まずはびっくりして、
その後何とも言えない虚脱感に襲われました。

ラグビー界はまた、
貴重な人材を失いました。

2006年に早稲田の宿沢広朗氏を56歳という若さで失い、
今また慶応の上田昭夫氏を62歳という若さで失う。

ラグビー界の損失は、
計り知れません。


上田氏といえば、
小さな体で慶応大学の指揮を執る姿がまず思い出されます。

2度の大学日本一。
国立競技場で宙に舞う姿が、
頭から離れません。

慶応大学といえば、
当時から早稲田、明治には選手の質ではかなわないため、
とにかく鍛えて鍛えて、
低く突き刺さるタックルで相手の攻撃を止めまくり、
火と燃えるような戦いぶりで何年かに一度、
その存在感を満天下に示すチームという印象があります。

その時選手が身にまとうタイガージャージは、
本当に燃えているかのように見えます。

戦前の不利予想を覆す、
アップセットをいつも予感させるチームです。

その指揮官としての上田氏。

小さな体に闘志と戦略を満タンに詰め込んで、
早稲田、明治に文字通り突進していきました。

ラグビーの良き時代に、
気持ちの入ったいいチームを作って強者に挑んでいく姿は、
なくなってしまった国立競技場のフォルムとともに、
永遠に語り継がれていくことでしょう。


今まさに、
2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップが、
新国立競技場問題と相まって、
やや斜めに見られているところ。

そんな中で、
このラグビー界にとってかけがいのない人材を失ったのは、
なんとも痛いですね。

惜しい人をなくした・・・・・・

この言葉しか、
思い浮かびません。

ご冥福をお祈りしています。








 


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