NEDOのHPに依れば、本来の業務は、「新エネルギー技術分野」に関してのみであるのだが、その普及にはやはり技術と金がセットで有る必要がり、補助金交付の“お世話”もしたのであろう。従って、その後、就中、NEDOの助成で造られた風車による苦情などのお相手をしているのは本来のお仕事ではなく、風車騒音被害者の苦情などいつまでも一々聞いてはいられないとばかりに、風車に限らず新エネルギー導入の補助金申請・交付の窓口は2009/9から「一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会」(以降「新エネ協」と言う)、実に名前の長い組織にスッパリと移った。
一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会のHPを見てみると、主な事業は以下のようである。
新エネルギー等の導入普及にかかる普及啓発及び情報提供
新エネルギー等の導入普及にかかる指導、助言その他の支援
新エネルギー等の導入促進のための調査研究
以上の事業に付帯又は関連する事業
以上から解るように新エネルギーの「導入普及」即ち、「造らせるor造っていただく」までが事業であり、交付金を支給した後のこと、例えば、風車による被害の苦情処理の様なことは「業務」とはしていないのである。そして、さらに、以下に見るようにここには5人の役員はいるが、独自の専属の社員はどうもこの組織には居ない様である。
(続き)