”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

「2重サッシと言うのは、よく考えられると良いですよ」

2013-02-16 09:22:19 | 風車被害

 …。
 岡田さんは、住民の中に音が聞こえなくても頭痛や吐き気で悩む人がいることから、「発電機から出ている超低周波音が健康に影響を与えている可能性も大いにある」と指摘。「体調の異変を感じたら、我慢せずに声を上げてほしい」と訴えた。質疑応答では、健康被害を減らす方法を聞かれ、岡田さんは「窓を二重にすれば効果があるのでは」とアドバイスしていた。


 と言う記事なのだが、これを読んだ後、もし本当にそんな話が有ったとしたらそれはこれまでの被害現場での事実とは異なるし、岡田先生がそのようなことをおっしゃるはずは無いと思ったので、実は、「毎日」の和歌山支局に「この内容はおかしくないか?」と連絡した。

 そして、取材した記者が知識不足によるミスであることを認めた。私は今風に言えば、「そうだったんだ」で終わったのだが、その後この事に気付いた関係者からの抗議で「訂正記事」となったようだ。 


昨晩、この講演の録音を聴いたMan_of_La_Manchaさんから以下のようなコメントを頂いた。

 「2重サッシと言うのは、よく考えられるとよいですよ」ということでした。その後、低周波音では2重窓は「太鼓」になって…と説明しているのですが、はっきりと「ダメです」と言っていないので、知識のない記者が「よく考えられると良いです」と思って、「効果がある」と勝手に思い込んだみたいです。

 と言うことで、誠にごもっとも。口幅ったい言い方ですが、「聞き手の阻喪は、言い手の阻喪」と言われるように、「知識がない」のは単に記者だけでなく、聴衆こそそのはずであるから、中には「2重サッシで大丈夫」だと思った人が居る可能性も充分ある訳だ。”遠回しの言い方”は内容がよく解らない時には、聞き手の誤解を招き易い事に「なろう」、と言うよりむしろ「なる」と言うべきであろう。
 
 事実、記者は私が電話したとき、当初何の話かわからず、自分がマルット反対のことを書いていたという認識がなく、私の説明を聞いた時の彼のショックは相当なものであったようだ。岡田さんに一言確認をとれば良かっただけなのだが…。

 Man_of_La_Manchaさん情報をありがとう。

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