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青い森の贈り物

よみがえった椎茸栽培

日中は25度前後と汗ばむ日が続いています。

ただ、朝晩の冷え込みから秋本番を感じるようになりました。

昨年3月、青い森農園にあるクヌギの木を利用して椎茸を植菌しました。

説明書によれば、翌年の秋以降にキノコを収穫できると書いてありました。

 

まさにその通り、これからですね。

先月下旬に、1個収穫しましたが、その後はほとんど出てませんでした。

 

説明書に従って、初年は筵を掛けて定期的に水を散布し梅雨に入ったらその筵を外して木陰などに保管するとありました。

キノコ菌がクヌギの木全体に廻ったのでしょう。

きっと上手くいったに違いありません。

 

小学生頃、親父が原木キノコを栽培していたのが僅かながら記憶にあります。

 

当時、キノコ小屋には原木を並べる棚、薪を使った暖房用ダルマストーブ、そして原木を浸すコンクリートプールが備え付けてありました。

 

山から切り出したクヌギの木に丸ノミがついた工具を打ち(トンカチでたたくイメージ)ひとつひとつ等間隔に穴を開けてはキノコ菌が含まれた鋸屑を詰め、その上から蝋を垂らして出来上がりです。

一本の木を仕上げるのにとても手間がかかっていました。

 

やがてキノコ菌は鋸屑から型に変わり、電気ドリルで開けた穴に駒を当てがいトンカチで打ち込身出来上がりです。作業が随分捗るようになりました。

 

打ち終わった椎茸原木は何日間かプールに沈め、引き上げて棚に並べていきます。小屋内の室温を上げるため薪ストーブを焚きます。また、乾燥しないように時々水を散布します。

 

やがて椎茸が次々と出てきて収穫となります。

家族総出で収穫した椎茸は計量し、袋詰め市場へ出荷となります。

確か?一袋100円だったような。。。

今思うと、生活が苦しかったと思います。

原木に付いた椎茸を見ると、改めて当時の記憶がよみがえってきます。

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