学名: Glehnia littoralis
漢字では“浜防風”と書き、根を中国原産の薬用植物のボウフウの代用品に使ったことから、この名が付いたようです。海岸の砂地に自生する多年草草本で、若葉を刺身のつまや垂フ物などに利用します。若葉を採る際は株ごと引っこ抜くのではなく、1株から1本の若葉のみとして下さい。
八丈島では、この植物が自生していると聞いたことがなく、最初はハマダイコンだと思い込んで近寄っていました(八丈島では現在のところ、ハマダイコンも見かけたことがありませんが…)。もしかすると、この株は種子が芝などに紛れ込んでいたのかもしれません。また、他の伊豆諸島の島々でのこの植物の自生状況は、大島、新島、神津島の人目に付きにくい海岸の砂浜など(局所的)に辛うじて自生しています。
この株は中心付近に小さな新芽のような葉が密集しており、おそらくは種子が風に飛ばされずにそのまま真下に落下し、発芽したのではないか思われます。八丈島でも増えてくれないかな~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます