水口の土新しく目借時
季語 目借時 蛙の目借り時(かえるのめかりどき)の傍題。春も深まる頃
水口の土新しく目借時
季語 目借時 蛙の目借時(かわずのめかりどき)の傍題。春も深まる頃。人は眠くてたまらなくなる。これは蛙が人の目を借りていくからであるという俗説に基づく俳諧味の季語である。この時期は蛙の交尾期であり、異性を求めてしきりに鳴きたてる時期であるので、「目借り」とは本来「妻狩る」あるいは「雌離る」であるとも言われるが、俳句ではやはり「目借り」と読むべきであろう。歳時記抜粋。
掲句 水口(みなくち)水田の水の出入箇所。
例句 薬飲むための食餌よ目借時 平林孝子
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