17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

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2 コメント

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新松子 (願船)
2017-11-05 16:38:18
夜は夜の波のとよもす新まつこ 三田                  きえ子 海岸の松林を詠っているのであろうか。夜の波がざあざあと響きわたる松に新松子が青々と天を向いて付いている。夜の波音と新松子。歯切れのいい感じを受ける。

  廃校や台座の上の新松子

 台座で思い出すのは、御真影などを納めていた奉安殿が戦後取り除けられ、その台座が残っていた小学校の校庭の風景である。ここで言う台座が何の台座であったのかは分からないが、廃校から連想してそんな風景が浮かんできたのだ。その台座の上に新松子が一つ置いてある。何故だろう。新松子だから落ちたのではなかろう。遊びにきた子どもが側にある松の木から取って置いたものような気がする。現実は別のことかも知れないが、自分はそんな風景を浮かべながらこの一句を読んだ。
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ありがとうございます。 (阿部)
2017-11-05 17:20:13
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
少子化の現在では、小中学校はことさらに統廃合が進んでいます。何かの台座は不明なものもあります。近所の子供が置いたものでしょうね。
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