2 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 Unknown (Unknown) 2017-03-15 17:06:20 草餅を子と食ひ弱くなりしかな 石田波郷 『弱くなりしかな』 に境涯俳句の波郷らしい表現を感じます。生き生きとした蓬の若芽を餅に搗きこんだ草餅は本来力強い食感のるものだ。子がうまそうに食べるのとは違って、自分はゆっくりと少しずつ食べているのだろう。「草餅」と「弱くなりしかな」をこのように並べて使うのは宿痾に苦しむ波郷独特の表現だと思う。 草餅を鬼の話をよみながら 阿部 草餅を食べているのは前句同じであるが、阿部句では『鬼の話をよみながら』食べているのである。「鬼の話」とは何であろうか。桃太郎の鬼退治ときび団子の話が浮かんでくるが、それはどうでもよいことであろう。とにかくゆっくりと流れる時間に身をゆだねて、春の味わいを楽しんでいる光景を思い浮かべればいいのであろうと思う。 返信する 有難うございました (阿部) 2017-03-16 08:21:51 願船さんうれしいコメントを有難うございました。蓬は魔除植物として古来使われてきました。僕が読んだのは「百物語」です。中国の怪奇小説で幽鬼がどの話にも出てきます。そのために蓬餅を食べたのではなく偶然です。たまたまそうなったことの可笑しさを詠んでみました。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
『弱くなりしかな』 に境涯俳句の波郷らしい表現を感じます。生き生きとした蓬の若芽を餅に搗きこんだ草餅は本来力強い食感のるものだ。子がうまそうに食べるのとは違って、自分はゆっくりと少しずつ食べているのだろう。「草餅」と「弱くなりしかな」をこのように並べて使うのは宿痾に苦しむ波郷独特の表現だと思う。
草餅を鬼の話をよみながら 阿部
草餅を食べているのは前句同じであるが、阿部句では『鬼の話をよみながら』食べているのである。「鬼の話」とは何であろうか。桃太郎の鬼退治ときび団子の話が浮かんでくるが、それはどうでもよいことであろう。とにかくゆっくりと流れる時間に身をゆだねて、春の味わいを楽しんでいる光景を思い浮かべればいいのであろうと思う。
うれしいコメントを有難うございました。
蓬は魔除植物として古来使われてきました。僕が読んだのは「百物語」です。中国の怪奇小説で幽鬼がどの話にも出てきます。そのために蓬餅を食べたのではなく偶然です。たまたまそうなったことの可笑しさを詠んでみました。