2 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 Unknown (願船) 2017-04-25 07:34:07 掌中の珠とまろめて蓬餅 富安風生 昔の田舎では蒸した糯米と磨り潰した蓬を臼に入れて搗いていた。搗きあがると取りだして手で丸めるのだ。子どもも間に入って丸めさせてもらった。この句では『珠とまろめて』という楚辞を用いて、丸める動作を愛情をこめて表現しているのがうまいなと思う。 庸郎や 小さくちぎる蓬餅 阿部 庸郎は人名のような感じがするが分からない。臼で搗いたにしろ別の方法で作ったにしろ、蓬餅の塊を適当な大きさにち切ってうどん粉を広げた板の上に転がすと、次の人が丸める。阿部句ではこのちぎる動作を『小さくちぎる』と表現した。たいていお母さんがちぎる人になったが、この場合の「小さく」は「小さめに」という感じがする。人によってちぎり方には違いが出るのだが、大きいのは田舎っぽい感じ、小さいのは上品な感じだと思う。ぼくの記憶では丸める前に広げた所に丸い餡子をのせるのだと思う。この句では、『小さくちぎる』という楚辞に蓬餅作りの懐かしい風景がありありと浮かんでくるのである。 返信する 有難う御座いました。 (阿部) 2017-04-25 10:45:01 喉を詰まらせない様にと小さくちぎる家がおおくなっています。餅離れもすすんでいる現状です。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
昔の田舎では蒸した糯米と磨り潰した蓬を臼に入れて搗いていた。搗きあがると取りだして手で丸めるのだ。子どもも間に入って丸めさせてもらった。この句では『珠とまろめて』
という楚辞を用いて、丸める動作を愛情をこめて表現しているのがうまいなと思う。
庸郎や 小さくちぎる蓬餅 阿部
庸郎は人名のような感じがするが分からな
い。臼で搗いたにしろ別の方法で作ったにしろ、蓬餅の塊を適当な大きさにち切ってうどん粉を広げた板の上に転がすと、次の人が丸める。阿部句ではこのちぎる動作を『小さくちぎる』と表現した。たいていお母さんがちぎる人になったが、この場合の「小さく」は「小さめに」という感じがする。人によってちぎり方には違いが出るのだが、大きいのは田舎っぽい感じ、小さいのは上品な感じだと思う。ぼくの記憶では丸める前に広げた所に丸い餡子をのせるのだと思う。この句では、『小さくちぎる』という楚辞に蓬餅作りの懐かしい風景がありありと浮かんでくるのである。