青田

青田
　青田には青田の風が渡りくる　　星野　椿
　ひとりでに口笛いずる青田かな　　　拙

　今年はおそ梅雨で、好天が続くが、比較的水が豊富なので遠くの方まで気持ちよく青田が続く。
米価は安いとのうわさも吹っ飛んでしまう気持ちの良い。少し汗をかいたので木陰で休めば
自ずと口笛も軽やかだ。

茄子

茄子
　初なすび水の中より跳ね上がる　長谷川　櫂
　初なすひ汁も煮漬けも漬物も　　　　　拙

今年も庭の端に茄子を植えて昨日初物を収穫した。数量は少ないのに初物だから、いろんな料理で食べたいもの。そう思うのも今だけかもしれない。

夏至

夏至
　夏至の日の手足明るく目覚めけり　　岡本　眸
　目薬を少し多めに夏至の朝　　　　　　　拙

先日立夏が来たばかりなのに、もう夏至になった。当地ではまだ梅雨になっていないので、気候的には快適な日々が続いている。今日は夏日になる予想もでているので、少ない木陰を探すのも大変かも知れない。

夏料理

夏流離
　真ん中に鮑が座る夏料理　　　鈴木真砂女　　　　
　球場の固唾も混ぜて夏料理　　　　拙

テレビの生中継はサッカー・野球・ゴルフが目白押しだ、腕に撚りをかけた料理であっても、
テレビ観戦中は箸が一瞬宙に浮くこともある。(反省している)。

父の日

父の日
父の日の隠さうべしや古日記　　　　秋元不死男　　
父の日や子もそれぞれの父になり　　　　拙

明日は父の日　いつも息子たちが来たり、プレゼントを送ってくる。元気だという電話でいいのだが、
わざわざ来て元気な姿をこの目に見せてくれるという気持ちはうれしい。
でも、途中での事故がこわく、無事帰宅するまでは心配。