17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

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牡丹

2016-05-14 13:49:33 | 日記
牡丹
牡丹百二百三百門一つ    阿波野青畝
それぞれの名前を誇る牡丹かな   拙

牡丹園に多種のボタンが咲き乱れており、それぞれが立派な名前を持っていた。人間なら名前負けということもあるそうだが、咲いていたものには該当するものは見当たらないようだ。

薄暑

2016-05-13 13:05:37 | 日記
薄暑
夕薄暑脱ぎたるものに躓きて 西浦一滴
被災地にエンジンの音街薄暑   拙

初夏の汗ばむほどの暑さ。初夏でも好天の日は気温が上がり、汗ばむほどになる。陽射しも眩しい。薄暑(歳時記)
重そうなエンジンの音を聞けば一層暑くなる。

母の日

2016-05-12 15:14:33 | 日記
母の日
母の日もふるさと遠し桐の花   行方克己
母の日や木綿豆腐を手のひらで    拙

今年の母の日は過ぎた。幼い頃 母は囲炉裏にかけて煮ていた味噌汁に、手のひらの上で豆腐を切っていれていたのを思い出した。手のひらが切れないのを神業だと感心した。母のすることは何でもすごいと思って幼年期をすごした。

鯉幟

2016-05-11 10:50:15 | 日記
鯉幟
鯉幟富士の裾野に尾を垂らす 山口誓子
SLの思い出遠し鯉幟       拙

駅の近くにあった鯉幟は機関車の吐き出す煙にすすけていた。飾ることもなくなったので処分した。
屋根より高いこいのぼり と歌ったが、ビルの街には見られない。田舎でも少子化で掲げる家も少なくなった。
花見の頃に川岸とか橋から吊られていることが多くなった。

茄子

2016-05-10 19:55:30 | 日記
茄子
二三本茄子植えて雲待ちをりぬ 牧石剛明
庭隅の土の固さや茄子植うる      拙

親の意見となすびの花には無駄がないと言われるくらい実がなる。そこで、家内の留守に庭端をほっくり返した。
ポットに植えたこともあるが、実の数がすくなかったので、地植えと相成った。土が悪いので土も購入。
これからの楽しみも増えた。