屋根の向こうから昇るお日さま
にっこり笑いながら顔を出したように
世界は輝き出す
愛用のガラケーで撮ることもしない
レンズを向けることさえ出来ない
声を掛けることも出来ない
それくらい、お日さまは僕の中では特別な輝き
電線すれすれに照るお月さま
静かに微笑みながら滑るように
夜は優しく浮かび上がる
古びた感覚で友人の旧姓を呼ぶように
ずっと昔から知っているように
ただ顔を上げ眺める
それくらい、お月さまは僕の頭上で銀色の瞳
日記なのか詩なのか分からなくなって
漂う意識の隅に
あの日見上げたお月さま
今日という日に昇っていくお日さま
ずっと長い間、愛用中の携帯の中には
沢山の思い出が詰まって
時々、カバンから取り出し眺める僕は
進んでいるのか後退しているのかも
分からなくなって
うん、でもそれもまた、日々のうちの些細な醍醐味
いったりきたりもまた人生のうちの一歩に入ると
僕は何となく、朧気にだけど思うのだ
あぁ、やっぱり…
詩を書こうとしてだらだらと日記になってしまってる。
ダメだね、僕ってやっぱりさ。m(_ _)m
日記と詩の狭間で首かしげている僕の背中に当たる
朝日に
『今日も宜しくお願いします』と言って
さあ、二度寝に行ってきます…(>_<)
目覚めた時に、大きく伸びをして
目に見える景色と見えない景色を愛して
また夜を迎えるのだ
それまで君にとって、最高の一日を