束の間の絵

６月４日、木曜日。
午後２２時３５分。
星空。


月も星も綺麗です。
おまけに、静かな夜です。
そして、お腹がいっぱいです。


先週、姉②にもらったバームクーヘンを食べすぎてしまったようで
星空を観ながら満腹で苦しい…という
何だかなぁの僕です。


今日は、カラッとして爽やかな
すごしやすい１日でした。


夏から秋になったばかりの頃
それまでの湿度の高い残暑の日々が止まり
『あ、秋だ』
…と、ふと感じる初秋の瞬間を思い出すような
梅雨前だなんて思えない日でした。


初夏に初秋を思い出すなんて
初めてです。
行楽日和だな、なんて
家に居るのは勿体無いと思ったけれど
家の用事や買い物などで
休日は消化されていくのでした。


買い物は、日暮れ時だったのだけど
田圃に張られた水が
何とも言えないシックな色に染められていて
植えたての小さな苗は
みな一斉に風になびき
遠くの山々は、遠近法で描かれた絵画のようで


とっても綺麗でした。
日暮れ時の風景をそうやって観るのは
いつもは仕事している時間だし
久しぶりのことだったから
その、今日１日を過ごした人々を労るような穏やかさに
じわじわと感動しました。


ほしいものがあったので
いつもの買い物とは違う店に向かう道中の風景が綺麗で
その風景を観られて良かったです。^^


その後
空を見上げたら月がオレンジ色に染まり
僕らを見下ろしていました。


月から観た地球って、綺麗なのかな？
月も
『とっても綺麗だな』
なんて、思ってくれるのかな？
くれていたら良いな。


天気が良い日の風景を
観られて、感謝です。










『束の間の絵』

太陽が昇り、空は希望に満ち
太陽が沈む時、空は全ての存在を
抱き締められないかわり
穏やかで懐かしさ束の間を
惜し気もなく、描く

言葉に出来ない美の
辻褄合わせに
僕らは見上げる

星空を誘う
神様だけの絵画







*