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from Shizuoka/name is "slide"

雨は降る

2015-09-16 | Weblog
9月16日、水曜日。
午後15時23分。
雨。


お昼頃から降り出しました。
雨の午後は
ペンタス、撫子、玉すだれ、
キャットテールにランタナ
咲き始めたばかりの
ピンク色の秋桜が咲いています。


どれも綺麗だし可愛いのだけど
秋桜の後ろ姿が可愛いです。
秋桜、今年はどうかな、
また今年も、沢山、咲いてくれると良いな。


母は、今日は慌ただしく
何人かの人達と連絡を取り合っています。
お世話になった親しい方が亡くなったそうなのです。


母がよくお世話になっていたので
きっと、哀しい気持ちだと思います。
僕もお会いしたことがある方だけど
とても良い方でした。


その方は、子育ても終わって久しい頃
年をとられてから大学に入られたりなど
向上心を忘れない
尊敬してしまうような女性でした。
(母がそんな話をしていました)


やっぱり、こういうことは
しゅんとしてしまいますね。
今日の雨、秋雨のような気持ちになります。


ピアノを弾きたかったけど
今日はやめておきます。
弾きたくて仕方ないところだけど
自分1人がホッとはできないな。
楽しむことは、できないな。


人の生死は
花が咲いて散るように
季節は永遠に
春夏秋冬を繰り返すように
当たり前のことなのだろうけど


いつまでたっても
平常心ではいられないものです。
母はきっと、辛いだろう。
でも
それでいいのだ、多分。


だって、しばらく会えないんだもんね、
寂しいもんね、哀しいのだものね。
お世話になったのだもんな。



多分、我が母は僕の知らないうちに
泣くのではないかな?
若い頃は、お父さん好みの
目が三日月みたくなって
フワフワした、やわらかい笑顔の
母だったけど


今は、すっかり強くなって
笑顔はそのままだけど
負けず嫌いのしっかり者。
人前でめそめそするような女性ではないけど
きっと、1人になった時にでも
ひっそりこっそり、涙するのだろう。


長年、母といるからね
そう思います。
だから、母よ。
今は仕方ないけど、いつか元気になるのだよ!
…です。


元気になってくれるのなら
今は、いっぱいに、哀しめばいいと思う。
大切なのは、いつか必ず元気になることで


亡くなった方は
残してきた方達が元気でいてくれることが
一番、嬉しい
心から安心できることだろうからね。


そんなことを
何年か前に、友人から教わりました。
最近読ませて頂いた本にも
書いてあしましたよ。


亡くなった方の幸せを願いながら
あたたかな気持ちを送りながら(届くそうです)
安心してもらえるように
元気でいること。


そんなことが大事みたいです。
魂から魂への
思いのプレゼントですね。












『雨は降る』

哀しい時が来て
雨は降る

楽しかったから
好きだったから
奇跡だったから
雨は降る

私は哀しみですと
名乗りながら
雨は降る

哀しむことも心のしごと
生まれ変わる度に
雨は降るのです

そばにいる
いられなかったら
心はいつも、共にいる







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