Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

星空のアンブレラ

2015-09-22 | Weblog
9月22日、火曜日。
午前4時28分。
満天の星空。


1時間くらい前、一旦目覚め
窓から空を観ると
星がとても綺麗に瞬いていたので
外へ出て星空を観たくなって
そうっとサンダルを履いて
外へ。


みんな、町中が寝静まっている中
外へ出て星空を観るのは久しぶりでした。
窓から観るだけなら
しょっちゅうやっているのだけどね。


久しぶりにサンダル履いて
外で見上げる夜空は
星がとっても綺麗で…とても感動でした。


前は、ほぼ毎晩
外で星空をボ~っと見上げていたものでした。
濡れ縁に座って数十分から
長い時には2時間くらいかな、星を眺めていたっけ。


寒い時は、お茶やココア、珈琲を持参して
マフラーを巻いて
何枚も重ね着して
観ていたなぁ。


物を言わない星
星座の世界ではあるけれど
何となく…意志があるように思え始めたのが
その頃だったな。(危ない脳味噌だな)


それまでは
ただの星空だったのが
毎晩、見上げて眺めているうちに


星達の瞬きや、形や輝きが
意味だったり、意志があるように感じてね
優しい存在がそこにいるような気が
するようになったのです。(やっぱり危ない脳味噌だ)
気のせいだろうけどね。(>_<)


9年前、8年前、7年前というと
家族が減り
愛犬も居なくなり
近い存在だった祖父のような存在(親戚)も
居なくなってしまった頃で


頭の中では
『平気、大丈夫!』
と、思っていても
やっぱり、辛かったし淋しかったし
後悔はたっぷりあるし
哀しかった時期だった…のだろうな、


いつの間にか
ほぼ毎晩の
星空とのご対面のランデブーでした。


草花、木々を眺めたり
庭の草取り
星空を見上げる日々は
かなしいという自覚も不充分な
鈍感な僕に
大きな癒しをくれた気がします。


今も思い出すと
恥ずかしいことだけど
目から俄か雨が降り出しそいになります。


…が
素晴らしく綺麗な星空は
それはそれは見事な
光で作られた
優秀なアンブレラでした。


あと、忘れてはいけないのが
音楽の存在です。
星空と同じくらい
心を包み込み、なぐさめてくれ
時に励ましてくれた音楽もまた
優しいアンブレラでした。


光も、音も、緑も、花も、
何気ない日常も
人も
なくしてばかりの頃の
ありがたい大事な存在です。


何を返していけば、
この世界に
感謝できるだろう?


久しぶりに見上げた星空との対面は
気付けば、ふつふつと嬉しくて


星の瞬きを、あの頃のように
深呼吸するみたいに
大事に
夜風を胸に吸い込むのでした。


星空を観ている間
ずっと
虫が大合唱していて
メロディアスな鈴が鳴っているようでもありました。
虫の声は、やっぱり良いなぁ。


まるで星が鳴っているようででした。
空も地上も
星の世界です。
今も、外から微かに聴こえてきます。


世界が迷いなく
平和で
幸せで
元気だと良いなぁ。^^












『星空のアンブレラ』

あの星座は、大きな船
あの星座は、未来の世界
あの星座は、誇り高き道標

ひとつだけ輝く
あの星は
美しい麗しの女神
励ましてくれた
優しい星

光の中から光を生み
さらに
その光を、与え続けてくれる

もしも、降り出しても
肩にかかる前には
ただの流れ星にしてしまう
あの星空は、アンブレラ






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