今朝方この交差点で営団地下鉄職員の方が目の不自由な女の子に付き添っている場面に遭遇し、職員の慣れた動作に感心した。職員は途中で女の子を解放したので、気になり観察していたが現場は、湾岸通りと明治通りが交差するところで、この交差点の新木場駅方面から夢の島公園に続く横断歩道は非常に長い。たまらなくなって声を掛けた。女の子は気丈にも「大丈夫です」と返事を返したのでそれ以上のことは差し控えて様子を観察した。
さて、横断歩道の所に差し掛かったので、その旨を伝え女の子はその場で信号が変わるのを待っていた。が!突然に信号が赤のまま歩き出そうとしたので、びっくりして「信号はまだ赤です」と教えた。原因はこの交差点が直進、右折に分かれていることにあると思われる。自分で目隠しをした体験してみることを想像してみたら、全く納得できる。
女の子が突然歩き出そうとした原因を考える中で、致し方ないことであると確信し、ではどうすべきか?思い至ったことは、この交差点には目の不自由な人向けの音声信号機能がなく、それをつけるべきだ、ということ。技術・アイデアはすでに一般的である。実現に際するハードルは非常に低い。この交差点では「交通死亡事故発生」の看板が掲げられていることにも思いをはせた。女の子には横断歩道を二つ渡るのを見届け、「気をつけてネ!」と声を掛け別れた。その後、新木場駅から豊洲三丁目まで歩きながら音声信号機能を持った信号機(計五カ所)があるか、確認したら、豊洲三丁目の交差点のみが対応していた。東京オリンピック招請に費やす税金に比べたら、遥かに少額で措置できるはず。自分にとって、招請活動が成功し,オリンピック再開催につながることと同じくらい、この交差点で障害を持った方がいかに救われるかが大事である。
東京都知事殿,警視総監殿及び江東区長殿に強く要求する。「夢の島交差点に音声信号機能をつけて」
江東区長には電子メールを発信したが、警視総監宛は不明のため、都知事、警視総監には電子メール送信をあきらめた。