『あ…あのさぁ 就職もするし…そのイメチェンしよかな
大谷…どぅおもう?』
リサは 夕食を片付けた後
特製コーヒーを飲みながら オレに問いかける。
おそろいのウサギのマグカップ…左手で持って
右手で髪の毛をくるくる…っとしながら
オレの方を じっーっと見つめる。
『…ええんとちゃう…』
『ショートとか 似合うかなぁ…カラーもええかなぁ…』
オレの意識は…どっちかとTVに夢中。
『坊主…ちゃうかったら ええんちゃう…』
『ぼ・・・坊主って…もぉ 大谷にとっては あたしの髪型なんて
ちびぃーっとも興味ないねん…。はぁーーーーーー』
おおげさにため息付いて そのままテーブルにうつ伏せになる
一人でゆうて…ひとりで完結は リサの悪い癖…。
ちびっと甘い事 ゆうてやれんのは オレの…努力不足。
それでも…昔に比べたら…。
ちびっとは ええことゆうと…。
中尾なら…
『どんな髪型しても…のぶちゃんは似合うもーん』とか言うかな
『あ…あのな…リサ…』
(リサは 今の髪型が…一番やから…)
『にゃにぃよーぉ…』
顔を上げるリサが…あんまりにも…おもろい顔やから…
『なんや おまえ その顔 ハハハハハハハハ
ほっぺたに線はいっとるぞ…』
『…もぉ笑う事ないやん…うつ伏せててんもん…
大谷のあほーーーーーーー。』
そう…結局オレは こんなんやねん。
★★★
そんな会話から数日後。
オレはたまたま通った店先を 見ていた。
そこは 美容院。
ガラス張りで中の店員やお客さんの姿が丸見え。
ブラウン・ショート・ソバージュ・おばちゃんパーマ
後姿が並んでいる中…一際目を引く長い髪の毛…。
リサや…
顔は 見えなくても後姿で それがリサとわかる。
面と向かってゆわんけど オレはリサの長い髪がスキや
その髪は 触れるとさらさらと指をすべる…
美しいそのライン…撫でるのが…スキや…。
暫くオレは その背中に注目する。
毛先を店員に預けて…にこやかな笑顔で相槌をうった。
少し移動すると…鏡にリサの横顔が写る。
いつも見る横顔と…少し違う気がした…。
急に恥ずかしくなって…
オレは その場から動く
だってせやろ 彼女のそんなん じっと見てるなんて
キモいに決まってるやんけ…
けど あいつほんまに ショートにする気なんか…
オレは携帯にメールしてみる。
<リサ…髪の毛ショートにするん?>
<えっ 大谷なんで…知ってるん?>
<それは…ええやんけ 本気で切る気なんか…>
<?大谷 あたしの髪型に興味ないくせに…
揃えるだけやもん…ええやろっ>
暫く 他愛ないメールの交換を した後…。
<オレ…リサの長い髪…スキやねん…>
end
大谷…どぅおもう?』
リサは 夕食を片付けた後
特製コーヒーを飲みながら オレに問いかける。
おそろいのウサギのマグカップ…左手で持って
右手で髪の毛をくるくる…っとしながら
オレの方を じっーっと見つめる。
『…ええんとちゃう…』
『ショートとか 似合うかなぁ…カラーもええかなぁ…』
オレの意識は…どっちかとTVに夢中。
『坊主…ちゃうかったら ええんちゃう…』
『ぼ・・・坊主って…もぉ 大谷にとっては あたしの髪型なんて
ちびぃーっとも興味ないねん…。はぁーーーーーー』
おおげさにため息付いて そのままテーブルにうつ伏せになる
一人でゆうて…ひとりで完結は リサの悪い癖…。
ちびっと甘い事 ゆうてやれんのは オレの…努力不足。
それでも…昔に比べたら…。
ちびっとは ええことゆうと…。
中尾なら…
『どんな髪型しても…のぶちゃんは似合うもーん』とか言うかな
『あ…あのな…リサ…』
(リサは 今の髪型が…一番やから…)
『にゃにぃよーぉ…』
顔を上げるリサが…あんまりにも…おもろい顔やから…
『なんや おまえ その顔 ハハハハハハハハ
ほっぺたに線はいっとるぞ…』
『…もぉ笑う事ないやん…うつ伏せててんもん…
大谷のあほーーーーーーー。』
そう…結局オレは こんなんやねん。
★★★
そんな会話から数日後。
オレはたまたま通った店先を 見ていた。
そこは 美容院。
ガラス張りで中の店員やお客さんの姿が丸見え。
ブラウン・ショート・ソバージュ・おばちゃんパーマ
後姿が並んでいる中…一際目を引く長い髪の毛…。
リサや…
顔は 見えなくても後姿で それがリサとわかる。
面と向かってゆわんけど オレはリサの長い髪がスキや
その髪は 触れるとさらさらと指をすべる…
美しいそのライン…撫でるのが…スキや…。
暫くオレは その背中に注目する。
毛先を店員に預けて…にこやかな笑顔で相槌をうった。
少し移動すると…鏡にリサの横顔が写る。
いつも見る横顔と…少し違う気がした…。
急に恥ずかしくなって…
オレは その場から動く
だってせやろ 彼女のそんなん じっと見てるなんて
キモいに決まってるやんけ…
けど あいつほんまに ショートにする気なんか…
オレは携帯にメールしてみる。
<リサ…髪の毛ショートにするん?>
<えっ 大谷なんで…知ってるん?>
<それは…ええやんけ 本気で切る気なんか…>
<?大谷 あたしの髪型に興味ないくせに…
揃えるだけやもん…ええやろっ>
暫く 他愛ないメールの交換を した後…。
<オレ…リサの長い髪…スキやねん…>
end