かわいいから・・・

ある日
夕食を終えて　オレとリサは
いつものようにテレビ前のソファに陣取って寛ぐ

オレは新聞を読んでいた。

オレの左腕には　リサが寄りかかっている


『んーっあー』

なんて　あくびをすると…

ぎゅっ…

左腕が　あったかい…
リサが抱きついて　上目遣いでオレを見つめている

『新聞読み終わった?』

『あと…三面記事(笑)』

『そんなん…よまんでええやーん…』

なんて言いながらリサは　オレの腕を抱きながら揺らす
(で・・・腕に　リサの胸なんて　当…)

『もうちびっと…そんなに揺らしたら字よめんって…』

『やーゃ　早くぅ…』

リサの声が　ココで止まる

ということは　気になってしまうわけで
新聞から目を外してリサに　注目した

『早く? なんなん…』

真っ赤な顔して　オレから目をそらす。

『・・・ええから　早よ　よんでよっ…で終わってや』
『って…リサのその態度気になるんやけど?』

リサの目をぐっと覗き込んで視線を合わせる
それは　まるで　にらめっこ…


『あのな…早ぅ…大谷と…イチャイチャ…した…いの・・』

あかん

ノックアウト降参ですっ

オレは　思わずリサに　キスを落とした。


end