ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

その瞳に…

2013年09月15日 23時20分23秒 | 未来話
あたし こう見えても(どうみえるん?)恋する乙女やねんっ

好きな人(大谷)の言葉やしぐさの ひとつひとつが気になんねんっ…。
ちょっとした態度で…

あたしのことどう思ってくれてるのか、なんて へんに深読みしたりして。

だから、お願い大谷…。
いつでも できるだけ 真っ直ぐな気持ちを あたしに頂戴?

不安になんて、決してならないように。
   
★★★

『大谷 アイスコーヒーお待たせ ここ おくでっ…』
『おぅありがとうなっ…』

ソファで雑誌を読んでいた 大谷が、雑誌を そのへんにバサッと放り投げる。
そしてあたしが用意してきたアイスコーヒーを美味しそうに口にした。

『もぅ 行儀わるいなぁ…』

なんて あたしは苦笑しながら、大谷が放った雑誌を拾い上げる。
大谷は一気に コーヒーを飲み干した。

『大谷ってば…そんなに喉かわいてたんや…。』
『んー めっさ 喉カラカラやってん。』

『もっと 早くゆうてくれたら ええのに 大谷のお願いなら あたし…』
『オレのお願い なんでも シテくれるん?』

『な…なんでもって…』

顔を上げると、いつの間にか目の前に大谷の笑顔
避けられなくて、あたしはそのまま大谷の唇を受け止めた。

目を開けたままって あの夏と同じやんっ

あたしは 大谷がキスしてる時の顔をじっと見つめた。
やっぱり・・・、睫毛長いなぁ…

って 見とれてたら 目を開けた 大谷と視線が重なった。

『んっ・・・、うわ!?なんや リサっ…』
『な、なんですかぁ…大谷さま?』

『って…リサ おまえっ。目瞑ってへんかったん?』
『だって突然やしぃ・・・。でもおかげで 大谷の顔、よーぅ 観察できたしっ』

『おまえなぁ…』

なんて 言いながら ふくれてそっぽを向いた 大谷。

でもそれは怒っとるんやなくて、照れてる証拠
耳が赤くなってるもんっ

『大谷っ、可愛いっ かわいいっ…』
『何やねん。かわいいゆうなっ。ほんまに お前は…』

ドカッとソファに座り込みなおした 大谷はテレビのスイッチを入れた。

その様子はやっぱり可愛くて、くすくす笑いながらあたしは その隣に座る。

『もう 持ち帰りの仕事はええんか?』
『うん。ちゃんと終わったでっ』
『そっか ほな あとは オレと仲良ぅしょうか?(笑)』

大谷がフッと笑うその笑顔に、胸がきゅっんっと音を立てる。
オレと仲良ぅしょうか?って…それにこの雰囲気、もしかして?

キスの予感にドキドキしながら、あたしはそっと目を閉じた。

1.2.3・・・・・・・・・・だけど

いつまで待っても気配はなく、目を開けると 大谷はテレビを見ていた。

あたしの勘違い めっちゃ恥ずい。大谷に気付かれんで良かった・・・。

けど、一体何の番組見とるんかな?いつものお笑い…やなくて

テレビに視線を移すと、これ・・二時間のドラマやん

名探偵コ○ンの実写版やんっ

主人公の男の子が薬で小さくされて別人28号で…
幼馴染の女の子と事件を解決するっていう。
んー 大谷が特別興味を持つようなものじゃないような・・・。

『なぁ 大谷そのドラマそんな面白い?あたしは アニメのんがスキ…』
『あ゛ー・・・そういうわけやないねん…けどな…』

なんて言いながらも、大谷の目はテレビに釘付け
けど 珍しいなあ。こんなに熱心に ドラマに夢中になっとるやなんて…

『なあ、この・・・幼馴染役やっとる女の子って…』
『え?ああこの子、最近人気あるなぁって それがどうしたん 大谷?』

『いや、何かさ。・・・で…可愛いなっ…て』
『ん・・・・・・・・・・・。』

あたしの聞き間違いかと思ったんやけど 大谷の顔を見てたら、聞き間違えなんかやないって分かった。

だってさぁ めっさ・・・優しい表情やねんもんっ…。


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『せや リサ。明日の休みどこ行くか決めてへんか・・・って、どうしてん!?』

大谷があたしを見て驚いた
あたし なんか 気がついたら目が洪水やねんもんっ…
何か めっちゃ寂しくて涙が出てきん

『あたし以外の女の子見て・・・デレデレせんといてっ…』
『はぁ?って ゆうけどおまえ、相手芸能人やしさぁ…』

『ヤなもんは ヤっ! 大谷が他の女の子を褒めるん・・・!』

・・あかんなぁ。あたし なんか独占欲の塊みたい…、こんな我侭しか言えんくて…
たかが芸能人やけどさぁ…

大谷がそんなこと言うなんて ややもん…。

『はぁ… おまえは…』

隣から 大谷が大きく溜息をつくのが聞こえてきた。
呆れてるんやろなぁ…

早く泣き止まんな・・・。
すると、大谷があたしの頭をその大きな手で優しく撫でてくれた。

『あのな…リサ おまえは ひとの話ちゃんと 聞いてへんやろ…』
『にゃにぃ よっ…』

『オレが可愛いってゆうたんは…リサに似とるかなぁって…けど…
『けど?』

『リサのんが…かわいいなっ』

大谷が頷いて、テレビとあたしを見比べて笑った。

『顔とか雰囲気とか、見た感じがリサとダブってん一生懸命演技しとるんも リサの頑張ってる姿と重なったしなっ』

なんて どんだけ あたし スキなん?(笑)

『・・・なぁ 大谷って めっちゃあたし スキやんなぁ…(笑)』
『な…なんやねんっ 突然。』

『だってさぁ…普通パッと見ただけやったらそんなん想像せんもんっ 
   それってさぁ いつもあたしのこと想ってくれとるからやろ?ちゃう?』

『んーーーーーー。それ お答えせんなあかん?』
『お答えしてっ…』

あたしが 大谷に詰め寄ると真っ赤になって、それからぽつりと 大谷はつぶやく。

『・・・・・・・・想ってた。』
『やぁーんっ おおたにぃ…(飛びつく)』

『うわっ…っと』

あたしが飛びついた拍子に 大谷と二人でごろんと床に転がってソファの足に頭をぶつける
痛そうに顔をしかめる 大谷とは反対に、あたしはすごく嬉しくて笑った。

『てて・・・。と、もうええから それより明日どうしよっ』

ぶつけた頭をさすりながら、大谷はあたしを引っ張り起こした。

明日のお休み、大谷とどこに行こう。
・・・どこでも 大谷となら きっと楽しいはずやんなっ

大好きな人と、一緒やもんっ


END


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