『来週リサの誕生日やんな。どっか行きたいトコとかある?』
朝食ん時なにげなくリサにゆうたら
ぐしゃっ!!!!
目玉焼き用の生卵を素手で握りつぶしよった。
そんなにびっくりする事なんか(笑)
『オマエ、なにやっとんねん』
『だって…大谷が朝から嬉しいことゆうてくるから』
『だからって卵潰すか?』
けど…
まぁ オレでもびっくりするかもしれへんな
誕生日…デートのお誘い
むかーしむかし まあ最近な昔
オレは小泉の誕生日を忘れる…というミスを犯した。
寂しい思いさせて『大谷が足りひん』なんて言わせてしもた
思い出したら穴掘って潜りたい失態。
『オレはその日午前中は学校行って子供らのバスケ見なならんから、昼から空くけどリサは?』
『あたし、朝からお休みやで!』
知っとるって(笑)
お前この間から『休んで海坊主DVDみるー』ってゆうてたやんけ
『ほな、どこ行きたいか考えておけよ』
『うん♪』
リサは♪ふふふんっなんて鼻歌を歌いながら
新しい卵を使って目玉焼きを作り始めた。
★★★
『大谷先生なんか顔ニヤケてんでー』
『ほんまやー背ぇ ちっこーい』
『なっ お前ら何勝手にぬかしとんやーぬわぁー』
『わーーーーー』
今年に入って週に2回。
土日は月2回。
バスケ部のコーチとして生徒を指導しとる。
(指導ってそんなかたぐるしいもんとはちゃう)
女子2名。男子15名。
それだけガキ…いやお子様がそろうと(笑)
にぎやかなんはあたりまえ
『せんせー男子がボールわざとぶつけるー』
『わざとやないでー』
『わざとやんっ』
『ちゃうわー』
『こらこら大島 おまえ真由にちょっかいだすなって』
はぁーーーーーーーー
ほんまこいつら…
学校の授業ちゃうからみんなゆう事聞かんねん。
けど
こいつらとバスケやれてむっさ嬉しい(笑)
『先生っ 大島くんが!!』
★★★
『ほんま大谷先生お世話になりました』
『いいえ 大島…くんに怪我させてしもて…オレの責任です』
『どーせ このアホが(ボカっ)ちょけてたんでしょ』
『いたぁーオカンなにすんねん。オレけが人やぞ』
大島が脳震盪をおこして倒れた。
それはオレのミス。
休みの日の自由参加倶楽部やけど…
やっぱり先生として監督せんなあかん。
一瞬スマホに気ぃとられてたその間に事故は起こった。
『ほんとうにすみませんでした。』
『いいんですよ。大谷先生…。』
大島親子が帰えるのを見送ったあと病院の待合いで座り込んだ
そして…
時計をなんとのー見ると…
『4時って!!!約束の時間過ぎとるやんけー』
慌ててスマホを…
スマホ…
スマホ…
ないっ!!!ないねん ないやんけーーーーーーーーーーーー
慌てて病院に来たもんやからグランドに忘れてきた。
★★★
学校へスマホを取りに行ってまずリサに電話を…
電話…
でんわがぁーーーーーーーーあかんお亡くなりになっとる
今日どこへ行こうか検索しすぎたんか
はたまたバッテリー不足に気が付かんかったのか
バッテリー外してあっためても…
ふっても叩いても… 電話できひん。
せめて電源立ち上がってくれたらリサの番号をメモして
他の手段使って連絡するのに…
たった11桁の番号ぐらい覚えとけよオレ。
とにかく約束しとったスタバへ行ってみた。
それが5時…。
リサはおらんかった…。
とりあえず家に帰って充電して連絡をすることにした。
★★★
鍵を開けようとしたら人の気配を感じた。
リサが帰って来てんのか
それとも鍵の閉め忘れなんか…
そっとドアを開けた。
『リ…サ…おる…?』
そっと部屋に入るとリサがこっちを見た。
『リサ あんな… 生…』
今日の出来事を説明して謝ろうとするオレに寸分のすきも与えず
泣きながら『大谷のアホーー!大っ嫌いや!!』って叫びよった。
『リサ…』
『…もう 帰る!』
『帰るって、どこに?オマエの家ここやろ?!』
『ええねん、もう帰るもん!』
『だから今日は…』
『できん約束ならでんといて!!』
それだけ言い切ってリサはオレを突き飛ばして出て行った。
朝食ん時なにげなくリサにゆうたら
ぐしゃっ!!!!
目玉焼き用の生卵を素手で握りつぶしよった。
そんなにびっくりする事なんか(笑)
『オマエ、なにやっとんねん』
『だって…大谷が朝から嬉しいことゆうてくるから』
『だからって卵潰すか?』
けど…
まぁ オレでもびっくりするかもしれへんな
誕生日…デートのお誘い
むかーしむかし まあ最近な昔
オレは小泉の誕生日を忘れる…というミスを犯した。
寂しい思いさせて『大谷が足りひん』なんて言わせてしもた
思い出したら穴掘って潜りたい失態。
『オレはその日午前中は学校行って子供らのバスケ見なならんから、昼から空くけどリサは?』
『あたし、朝からお休みやで!』
知っとるって(笑)
お前この間から『休んで海坊主DVDみるー』ってゆうてたやんけ
『ほな、どこ行きたいか考えておけよ』
『うん♪』
リサは♪ふふふんっなんて鼻歌を歌いながら
新しい卵を使って目玉焼きを作り始めた。
★★★
『大谷先生なんか顔ニヤケてんでー』
『ほんまやー背ぇ ちっこーい』
『なっ お前ら何勝手にぬかしとんやーぬわぁー』
『わーーーーー』
今年に入って週に2回。
土日は月2回。
バスケ部のコーチとして生徒を指導しとる。
(指導ってそんなかたぐるしいもんとはちゃう)
女子2名。男子15名。
それだけガキ…いやお子様がそろうと(笑)
にぎやかなんはあたりまえ
『せんせー男子がボールわざとぶつけるー』
『わざとやないでー』
『わざとやんっ』
『ちゃうわー』
『こらこら大島 おまえ真由にちょっかいだすなって』
はぁーーーーーーーー
ほんまこいつら…
学校の授業ちゃうからみんなゆう事聞かんねん。
けど
こいつらとバスケやれてむっさ嬉しい(笑)
『先生っ 大島くんが!!』
★★★
『ほんま大谷先生お世話になりました』
『いいえ 大島…くんに怪我させてしもて…オレの責任です』
『どーせ このアホが(ボカっ)ちょけてたんでしょ』
『いたぁーオカンなにすんねん。オレけが人やぞ』
大島が脳震盪をおこして倒れた。
それはオレのミス。
休みの日の自由参加倶楽部やけど…
やっぱり先生として監督せんなあかん。
一瞬スマホに気ぃとられてたその間に事故は起こった。
『ほんとうにすみませんでした。』
『いいんですよ。大谷先生…。』
大島親子が帰えるのを見送ったあと病院の待合いで座り込んだ
そして…
時計をなんとのー見ると…
『4時って!!!約束の時間過ぎとるやんけー』
慌ててスマホを…
スマホ…
スマホ…
ないっ!!!ないねん ないやんけーーーーーーーーーーーー
慌てて病院に来たもんやからグランドに忘れてきた。
★★★
学校へスマホを取りに行ってまずリサに電話を…
電話…
でんわがぁーーーーーーーーあかんお亡くなりになっとる
今日どこへ行こうか検索しすぎたんか
はたまたバッテリー不足に気が付かんかったのか
バッテリー外してあっためても…
ふっても叩いても… 電話できひん。
せめて電源立ち上がってくれたらリサの番号をメモして
他の手段使って連絡するのに…
たった11桁の番号ぐらい覚えとけよオレ。
とにかく約束しとったスタバへ行ってみた。
それが5時…。
リサはおらんかった…。
とりあえず家に帰って充電して連絡をすることにした。
★★★
鍵を開けようとしたら人の気配を感じた。
リサが帰って来てんのか
それとも鍵の閉め忘れなんか…
そっとドアを開けた。
『リ…サ…おる…?』
そっと部屋に入るとリサがこっちを見た。
『リサ あんな… 生…』
今日の出来事を説明して謝ろうとするオレに寸分のすきも与えず
泣きながら『大谷のアホーー!大っ嫌いや!!』って叫びよった。
『リサ…』
『…もう 帰る!』
『帰るって、どこに?オマエの家ここやろ?!』
『ええねん、もう帰るもん!』
『だから今日は…』
『できん約束ならでんといて!!』
それだけ言い切ってリサはオレを突き飛ばして出て行った。