クラシックの名曲をジャズにアレンジすることを
この1年ほど続けて、ひとつCDをつくろうと思っています。
そのための準備として、先ずはジャズ曲としては
めずらしい、モルダウから始めました。
選曲のための参考書として、
イージーピアノソロシリーズの
Famous Classic という教本の楽譜を参考にして、
楽譜をつくり、ジャズアレンジのための
コードネームをつけていきました。
このクラシックをジャズに編曲というプロジェクトは
2つの目的がああります。
ひとつは、私が主宰するジャズピアノ教室で
使えるような教材に作りこんでいます。
一般のジャズピアノの教本は、アドリブも含めて
左手のベース音や和音、右手のメロディー・アドリブ・和音を
載せているだけです。ただ、それを弾くだけでは、
クラシックのバッハやショパンを弾くように
オリジナル以上のものを作るのは初心者には至難の業です。
メロディーに対して、どうしてその和音を
使っているのか、アナリーゼもありませんし、説明を受けないと
そこに割り当てられているコードの意味はなかなか理解でいないでしょう。
割り当てられたコードを弾いているだけでは、ちっとも楽譜通りしか弾けないのです。
ジャズピアノを習得していくというプロセスは、
アドリブの前に、しっかりと和音の流れをつかんで、
そこから徐々にオリジナルのアイデアを盛り込みながら
アドリブまで導いていくプロセスです。
そのプロセスを
生徒さんが学びやすいような教材にしようと
右手のメロディーと、コードネームは譜面に記しますが、
あえて左手の音符をつけません。流れの良い展開コードを
自分で考えていくことはとても勉強になります。
コードはコードでしっかり練習し、あとはどのようにメロディーや、
フェイクしたメロディーをのせていけばいいのか、
生徒さんに試してもらいます。
楽譜を作って、それをひいていたのですが、
マイナーコードからメジャーコードに移リ変わる
ところで、どうも小節の数に違和感があるので、
オリジナルのスメタナ作曲の総譜をみると、
なんと、2小節足りないではないですか。
Famous Classic という教本は2小節分はしょっていたのです。
どうして、何度弾いてもカウントがしにくいな〜
と思っていました。
さっそく楽譜を修正しました。
また、一度録音して、youtube にアップしていましたが、
削除してしまいました。
実はモルダウの綴りも間違っていました。
mordau ではなくて、 moldau なんです。
スメタナさんに叱られてしまいます。
ところで、スメタナさんはチェコの作曲家なんですね。
ネットで調べてみると、とても良い所ですね。
来年辺り、仕事の合間をぬって行ってみようかな。
毎年、「チェコ音楽の父」と呼ばれるスメタナの命日である
5月12日から毎年プラハの春音楽祭があるそうですね。
チェコはとても物価も安く、ヨーロッパの奥深さをたたえている
街がたくさんあります。
芸術の街なのです。うーん。そそられるな。
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