JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

Whisper not は誰が弾いてもジャズになる? その1

2021年04月30日 | ジャズ・スタンダードを弾こう

The guide book of jazz starndards という日本語の

ジャズ・スタンダードの解説本を愛用しています。

ジャズ・スタンダードの新しい曲をさらう場合、

まず黒本で探します。大概は見つかりますが、

ない場合はネットで見つけたりします。

それでもない場合はYOUTUBEで聴いて

耳コピしながら楽譜を作ります。

 

楽譜は大概はミューススコアーMUSESCORE

を使って作ります。

このソフトは無料なのに、大概の機能は持っている

万能記譜ソフトです。おすすめです。

楽譜を完成させ上で、MIDIキーボードを使えば、

入力も結構楽に進むので重宝しています。

また標準でピアノや各種の音源もついているので、

音もそれなりに鳴ります。

 

さて、「The guide book of jazz starndards 」ですが、

楽譜はまったくないのですが、スタンダード・ナンバーの

おすすめ原盤や、演奏上の諸注意や曲のエピソードなど

よほどのジャズ通しか知らないようなウンチクが

語られています。読んでいてとても楽しいです。

やる気も出てきます。

本題の「Whisper not 」ですが、

確かに旋律に付けられたコードを左手でなぞりながら

メロディーを弾くだけであら不思議、

ジャズになっているじゃないですか。

ジャズに聞こえるには訳がありまして、

この曲のコード進行そのものがジャズのクリシェを

多用しているからなのです。

まずは弱起を使っているのでリズムは前乗り気味でありながら

小節の頭に タ ターン タ ターンという特徴的なリズムを

持ってきています。これの繰り返しによる効果。

ベースラインは最初から下降しながら Ⅱ ー Ⅴ ー Ⅰ の繰り返し

これってジャズチューンの典型です。

ただアドリブとなると初心者にはいきなり難しくなると思います。

その2ではアドリブについてお話します。

 

コロナに負けないで、

お家でお好きな音楽に向き合いましょう。



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