Be my loveというスタンダードは曲そのものが
本当に素晴らしい曲なので、スタンダード曲集の
中にあるコードネームを弾くだけでそれなりの
音楽が作れるけれども、キース・ジャレットの演奏を
一度聴いてしまうと、彼のアレンジがいかに素晴らしいか
わかります。
彼の演奏のマネをしても
だれもキース・ジャレットにはなれません。
キース・ジャレットの演奏をそっくりコピーしても、
それは名画の複製のごとく、
二束三文の値打ちしかありません。
それでも、キース・ジャレットの神がかった演奏に数ミリでも
近づけることでなにか光のようなものが見えるかもしれません。
彼の演奏を自分の栄養にするのです。
ですから、一つの音符も見逃さず、一体彼が
何を求めて音楽を作っているのか理解しようと
務めることが大切なのです。
そんな事を考えながら練習していると、
自分色の音楽ができるかもしれません。
ですから、僕はコピー譜を作るときにも
自分の手にあった音符を並べ、ときには
ない音を加えたりします。
また内声にキース・ジャレットの演奏とはちがった
フレーズを差し込むこともします。
いわゆるフーガ的手法で音を並べるのです。
これによって随分彼のオリジナルとは異なる
アレンジになります。
それが自分色ではないかと思っています。
演奏を録音したら、またここにアップします。
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