JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

魅力的なピアノソロの曲目

2021年04月16日 | ピアノソロの曲目

最近各月で行っているフォルテワジマでの

ベーゼンドルファーを使ってのライブで

ウォン・ウィン・ツァンの曲を

レパートリーに入れて弾いています。

ウォン・ウィン・ツァンの曲はテレビでも

流れることがあるので、おおむね好評です。

 

NHKの番組、「宗教の時間」の

タイトルバックで

流れている曲「心の時代」も

ウォン・ウィン・ツァンの作曲です。

 

彼は昔は日本人名でジャズの

演奏活動をされていたようですが、

最近は中国名で台湾人として

もっぱらピアノソロの活動を

中心にされているようです。

 

YOUTUBEで流れている彼のホームコンサートの

演奏を聞いてみると、ほぼオリジナルか、

または日本の童謡を弾いています。

その童謡も彼独特の編曲で心が落ち着いてくる

音楽を作り出しています。

 

いわゆるなごみ系、あるいは癒やし系の音楽のジャンルです。

 

このコロナ時代、ショパンやラフマニノフやリストなどは

聴いていても結構しんどいです。

このコロナ時代に日常の緊張から解き放ってくれるのは

僕にとっては心落ち着く音楽です。

だからさいきんは、アマゾンプライムで

聴くBGMはもっぱらジャズではなく

ボサノバステーションの

お気にいりばかり聴いています。

不思議なものですね。

 

そういうことで、ウォン・ウィン・ツァンの曲は

自分で弾いていても結構和みますので、

演奏曲の中にこういった曲目を入れるのも

おすすめです。

 

ただ、彼の曲集をそのまま弾いても

つまらないので、自由度をもって

ちょっと工夫を施した編曲で演奏することが

プレイヤーとしては望まれます。

 

では、どんな編曲がいいでしょう。

原曲の持っている良さは生かして、

それにプラスしてどのように自分色を加えるかです。

 

絵画でもいわゆる贋作は存在します。

贋作はそっくりそのままをコピーする技術です。

もちろん本物としては未来永劫評価されることは

ありません。

 

コピーというのはなんの価値もないのですね。

でも、音楽にはカバーという表現方法があります。

人の作った曲でも自分色をしっかり出せば、

カバーの良さが出ます。

 

オリジナルの音楽を作った人へのリスペクトは忘れず

オリジナルの持っているエッセンスをいかに

表現するかです。

ジャズも実際のところまさにスタンダード・ナンバーは

すべてカバーということになります。

有名な曲をどう料理するかが演奏者の腕にかかっています。

実際、「枯れ葉」は初心者でも演奏しますが、

あまりに有名すぎて、自分色を出すのは難しいと思います。

模試できるのであれば、それは一流の証だと思います。

それくらい本当に難しい曲だと思います。

 

私は「ポケットミュージック」という音楽の

コンセプトでピアノ曲集を作っています。

数曲できていますが、全体はまだ完成していません。

完全オリジナルなので、自分色を出せることは

間違いないですが、自分で作っていると、

欲が出て、なかなかこれで終わりという

ところが見えてきません。

今年の目標としては、そういった未完成の

自分プロジェクトを完成するところかなと

考えています。

 

 


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