ピアノを弾く上で、
自由自在に自分の考えている
フレーズ弾けるようになるには
やはり、思うように手や指を
コントロールできるように日々練習することです。
ただ、あまりに過酷な練習をし過ぎると、
手を痛めてしまうことになります。
私は多い時で一日7,8時間
毎日弾いているわけでなく、時々休みをとって
練習をしています。少ない時は2,3時間の練習をしています。
今年の春に、娘の引っ越しを手伝って、沢山の荷物を
運びました。そのときはなんてことなかったのですが、
次の日に開き戸の重たい戸をたまたま三本指であけたとき、
指に負担がかかって痛くなりました。
(どうしてそんな三本指で開けたのかと
今更ながら思いますが、たまたまです。)
その後は1ヶ月位は指がとても痛かったです。
その時は、右手の指の腱を痛めたのでしょう。
その後、半年くらいたって、徐々に痛みは
なくなりました。
指が痛い時はつらいものです。
練習をしていいのかどうかは判断に苦しみます。
痛めた時は、指が裏返るように反ったので、
それが痛みの原因です。
鍵盤を弾く場合は指は
丸めて下に向かって指が鍵盤を叩くので、
いたみはそれほどありません。
ライブがあっても、痛いなんて
人には言えません。
スポーツ選手でも同じように振る舞うでしょう。
よほど致命傷でなければ、そのくらいのことで、
予定はキャンセルできません。
ま、無理は禁物ですが、
指にヒビが入ったとか、腱を痛めていなければ、
なんとかなるものです。
おそらくそのときは腱を引っ張りすぎたのでしょうね。
そういう故障は、疲れている時に起こります。
最近、左手の手首が痛い時があります。
右手と左手を比べれば、右手でアドリブフレーズ
左手でバッキングをするわけですから、
その運動量は右手が左手の5,6倍はあるでしょうか。
それだけ、負荷がかかっているはずですが、右手は
全くなんの痛みもないのです。ところが、
左手首や中指の第二関節あたりが痛くなります。
2,3週間前はフライパンを持っても痛かった時期がありました。
これは、ある方法で直しました。
それは5㌔のバーベル上げです。
基本的に肩が凝ったり痛かったりしても、
このバーベル上げで、肩こりや肩の痛みが
緩和されます。
毒には毒を持って制すっていうくらいですから、
あまりに痛い時は、休めますが、
少し痛みがあっても、痛みが和らげば、
あえて、筋肉に付加をかけた運動をします。
それも、毎日します。
この運動を毎日続けていれば、
より強い腱や筋肉を作れるのです。
これを1周間も続けると、なんと不思議に痛みが
消えてしまうのです。
(個人差があるので、真似はしないでくださいね。)
腕や肩の痛みがなくなると、不思議と指の痛みも
薄らいでいきます。
肩や手首や指は連動しているのだということが
わかります。
たまたま手に入れた本ですが、今日は紹介するのは
クラシックの先生の本ですが、
手の平の筋肉や腱の鍛え方の実践と理論の本です。
タイトルは「正しいピアノ奏法」
副題:脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド です。
身体を動かすとはまさにPhysicsだと思います。
筋肉を動かしているのが、脳であるとすると、
脳の働き、そのコントロール、
そして 背骨・肩・腕・手首・指の
コントロールさえうまく行けば、
良い演奏を支える基本が出来上がるわけです。
この本に書いてあることですが、
ピアニストにとって一番悪いのはオクターブだそうです。
私もオクターブはあまりやりたくないです。
手が痛くなってしまうので、とても嫌なのです。
私も手は大きくないので、オクターブは苦手です。
クラシックの「展覧会の絵」なんてオクターブばかりで、
ちょっと飽きが来ますよね。
あのオクターブが良くないのです。
幸いジャズピアノではあまりオクターブは使いません。
ジャズギターにはオクターブ奏法というのが有りますが、
あまり素敵な奏法ではありません。
ピアノの右手左手揃ったユニゾン奏法はけっこう効果的ですが、
それもあまり多用すると飽きが来ます。
効果も少なく、手に負担が来るのなら、オクターブは避けましょう。
このお話しは1回では足りませんので、
数回にわたって、お話します。
手のメンテナンスは本当に大切ですが、あまり
やりませんよね。
でも、最近それではいけないと思って
ケアするようになっています。
そのことをお話します。
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