私は教える仕事を生業にしています。
いわゆる学習塾なので、かならず
生徒さんには受験が最終目標ですから、
そこに向けて、2年3年としっかりと力を蓄え、
確実に合格できる力をつけていきます。
一方音楽において、ジャズピアノそのものに、
コンクールはなく、クラシックのように
特定の曲を叩き込んで、テクニック的にも、
音楽性の高みにおいても研ぎ澄ませ
人と競争して勝ち抜いていくという
プロセスはありません。
ジャズピアノの楽しみ方は様々で、
スタンダードのアドリブができたら
いいなとか、セッションができたら
楽しいだろうなとかは人それぞれです。
CD店で、売っているCDを聞けば、
ハイレベルな演奏と自分の演奏の違いは
歴然ですが、どうしたら、CDのような
演奏ができるのだろうと頭のなかは
???だらけです。(笑)
もちろん、和音一つの使い方、
自然なアドリブには一定の理論的な
必然性があって、それを理解し、
理解しただけでは、もちろんダメで、
演奏として、自然にそれが出てくるまで、
たゆまず練習することが大切になってきます。
先日、体験で見えた生徒さんも
ピアノをうまくなりたいという情熱は
それはコップから溢れそうなくらい
あって、感心しました。
その方は、何年かある大手の
音楽教室に通ったのですが、
良い指導者に恵まれなかったようで、
指導の内容を聞くと、ちょっと疑問符が
わいてくるような教え方でした。
これは、受験勉強でも、ピアノの学習でも
そうですが、正しい方法で学ばないと
良いパフォーマンスは得られません。
また、教える先生のジャズ・ピアノに
対する考え方も大切で、大いにその先生の影響を
受けてしまいます。
次回は、
良いジャズピアノの先生の見分け方について
お話します。
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