この歌うをマックの中で立ち上げました。
VMWARE を入れてWindowsをたちあげてインストールすると
音を貼り付ける画面が出てきます。ここに音源となるべき
音声のファイルを貼り付けていきます。人に歌ってもらった良いようなものですが、
逆に機械音声だから、その無機質さゆえに、想像力を駆り立てられるということが
あります。機械音を思うように操ることを調教というそうですが、
まぁ、指導と言うよりは動物に芸を教えるように手間がかかるという
比喩だと思います。
古い話ですが、1980年です、現代音楽をやっている時に、
青山タワーホールでの作品発表で、男女の声楽家を使いました。
一人は東京芸大大学院の声楽家、もう一人はそのような大学は出ていなかったですが、
声楽家としては独特の声を持っている女性。
村上春樹の小説に出てくるような雰囲気の女性でした。
彼女は寺山修司さんと親しいと言っていました。
コンサート開場に寺山修司さんが来ていたよと後から友人に聴きました。
彼女の声も感性も本当に素晴らしく僕の作品をよく理解して
くれたし、表現力はすばらしかったです。彼女のおかげで作品そのものの
グレードが上がったように思います。
寺山修司さんは 83年になくなっているので、
計算は合いますよね。
さて、話が逸れそうなので、元に戻します。
機械音声はそのような声楽家の声とは対極的にあるものです。
しかし、機械音声に いわゆる「 萌え 」を感じることは十分理解できます。
その声は声を録音していて、それを貼り付けるだけなので、
実際の楽器をシュミレートしているにすぎないのです。まさに音源です。
その不完全さがたまらなくいいといえばいいと思います。
人を雇って音楽を作ることを考えた時、十分な予算がないときは
ぴたーっと自分の求めるものを作ってくれる音楽家に出会うことは
むずかしいです。
そういう意味で、このUTAU は使って見る価値はあるかも知れませんね。
時間はおそらくかかるでしょうね。
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