景気の底が打ったようだと先日のテレビニュースで放送されていましたが、低価格化の流れは、続いているように感じます。
けれど、住宅に関して言えば、「目立った差が無いなら、安いほうがええわ!」って、ちょっと、ちょっと、・・・です。
家を建てるときや買うとき、関心をむけるのはたいてい、設備機器や内装・間取りなどの部分だと思います。
目立った差が無いと感じるのは何処ですか?
だってね、躯体って見えないし、見ても分からないし・・・
耐震性など強度に関心はあっても、大丈夫ですって言われたら、それ以上は確認のしようがないし・・・
耐久性やメンテナンスって言ってもねえ・・・先のことまで・・・
戦後の住宅政策は、「建てば、増やせば、景気が上向く」???(これは私が勝手に考えたキャッチコピー)
住宅の低価格化政策と、イメージ広告に踊らされて見かけがキレイな住宅を、ウン十年というローンを組んで手に入れた私達。
残ったのは何だったのでしょう?
けれど、この長期優良住宅促進の法律は、政策の転換です。これで日本の住宅は変わる!可能性がある!かもしれない。そうあって欲しい。弱気じゃあかん、強気で。
この長期優良住宅で忘れてはならないのは、建物を長期間維持するためには耐久性とともに、メンテナンスが必要だということです。
当然、手間、コストがかかります。「維持保全に関する計画に基づく点検、補修、交換等の実施」などの項目が盛り込まれています。
ところで、話は変わりますが、メディアで「DIY」特集を見かけることはありませんか?
Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)「自身で作ろう、自分でしよう」って意味です。
ホームセンターでは簡単に道具や材料を手に入れることができるようになり、修理の情報も手に入ります。インターネットでも探すことができます。
手軽に日曜大工 DIYができるようになりました。
「お父さん、ここの調子、見てね。」
「ホイ来た、ガッテン!」なんてね。お父さん方、腕を磨いておいてください。
私?
私は、そりゃ、もう、蛇口から、棚から・・・何でもOKです。本当ですよ。
ただね、お尻が重くって・・・
かみさんに何度も突かれないと上がらないのです。
また横道それてしまいましたが、長期優良住宅への流は、ようやく人々の暮らしが「落ち着いて、丁寧に、暮す」方向に向いてきたということではないでしょうか。