【新作】川原なでしこ

2012年06月29日 | ジュエリー

先日作っていたものが完成

でもしろつめ草が川原なでしこになりました

しろつめ草は表裏があるので、チェーンのバチカンにした場合

まずいのです川原なでしこは裏返っても大丈夫なデザインなので

この組み合わせに

同じ川原なでしこですが、こちらはブラス(真鍮)で作ってみました。

ずいぶんイメージが変わると思いませんか?

こちらのネックレスは、もともと単品だったのですが、

何か金色の物を合わせたら良さそうと思って、川原なでしこをブラスで

鋳造して合わせてみました。

この2つの新作を今日iichihttp://www.iichi.com/people/Y5431697に出品します。

興味のある方はご覧になってくださいね


ふかふかな土になりたい・・・?

2012年06月25日 | 日記

知り合いが企画する子育て講演会がありました。

「土と命と循環と」

日曜の午後に子育て中のお母さん仲間を誘う事は難しく、

ましてや直接的ではないこのテーマ

結局一人で出掛けていきました。

私の亡くなったすてきな伯父が(ぶどう作りの名人といわれていた)

「おいしいぶどうを作るには土が大事」と言っていて、

興味があったのです

講師は山形県で循環型農業を営んでいる菅野芳秀さん。

第一声からその大らかな笑顔と語り口に魅了されてしまいました

191cmという大きな体は受け継いだ命を精神的にも肉体的にも

めいっぱい光り輝かせているような魅力にあふれた方でした

地域の生ごみを堆肥にして農作物を作り、地域で消費する循環型農業。

地域で出た残飯を地域の微生物と混ぜ発酵させてできる餌で飼育した鶏の玉子

 

子育てをしていると連綿とした世帯間のバトンタッチを折に触れ感じるのですが、

循環型農業というのは、自然界の一部としての人間、命を頂きながら命をつないでいく

バトンタッチとなるのですね

 

話は飛躍しますが、・・・

私ももっともっと色々な知識と経験を経てふかふかの土となり、

魅力的な作品を生み出したいなぁ

そしてお客さまの魅力的な一部となれるようになりたいものです

 

 


ノスタルジックな記憶

2012年06月18日 | 日記

先日、新聞の別紙の写真にママ友に雰囲気のよく似た方を発見

雑貨デザイナーのキャス・キッドソンさんでした

特集記事だったので興味を持って読み進めると

発想の源は、「古い記憶、思い出」が根幹なんだそう。

大きな見出しは『幸せの記憶 商品で再構築』とありました。

「私とおんなじ~

キャス・キッドソンさんは家族で暮らした幸せな時代を再構築

しているようですが、私の場合は、育った町と時代に大きく影響を受けました。

高度成長期に加え、私が移り住む数年前に果樹園から温泉がわき出た町で

活気にあふれていました。近くには大きなホテルがいくつか立ち、30数年も前には珍しい素敵な

レストラン、ブティック、インナーウエア専門店、チョコレートの専門店などが通りを飾り

町はずれには農園風遊園地がありました。そこには毎年のようにサーカスが来たりしていたのです

ただ華やかな通りの裏には暗い川が流れ、迷宮入りした事件など

が立て続けに起こったりもしていました。明と暗

記憶としてはキラキラした明の部分が強く、光や空気感として残っています

いつもその時代を心のよりどころとしてきましたが、ノスタルジックな記憶

としていつの日か形にしたいと願うようになったのです

冒頭の、雰囲気の似ているママ友も実は元雑貨デザイナーでした。

そして私はかつてそのブランドのアクセサリー原型を手掛けていたことがあったのです

手掛けていた年代が少しずれていたものの同い年

偶然の縁に導かれ、時代感を共有しつつ仲良くさせて頂いている昨今です

 

 

 


制作中『ちょうちょとしろつめ草の花』

2012年06月13日 | 制作中

関東地方は梅雨に入りました

どんよりとしてなかなか太陽がのぞいてくれません

今日は制作中のネックレスをパチリ。

一眼レフだとこのどんよりな雰囲気ぴったりのネックレスの色合いが出なかったので

スマホでの撮影です。

不透明あり、半透明あり、色合いもグリーンがかったような色から空色までとさまざまな

ニュアンスのアクアマリン。

ちょうちょ型に彫られたニュージェード。

その間に空色の遊色が出る雨雲色のラブラドライド。

クラック入りなのでマット感のある白い水晶。

それらを組んでこのどんよりな梅雨に合うネックレスと思い、とりあえず作り始めました。

大好きな色合わせの作業だけ先にやり、しろつめ草のペンダントヘッド加工をしましたが、

この時点で色々な支障が発覚なかなか前に進めません

果たして完成品として世に出せるのか?

そんな未完成品が横たわるトレーが実はいくつもあります

完成品とは、いくつかの試練をクリアー出来た賜物なんですね

梅雨が明けないうちにこのネックレスを完成させられると良いのですが・・・

 

 


写真と光

2012年06月07日 | 写真

『ペリドット原石のネックレス』

写真を撮るとき程、光を意識することはありません。

天然石やシルバーなどの地金は、

光によってまるで魔法をかけられたかのように色や表情を変えます。

ほんの一瞬でバックの布の色が全く変わっていたりなんてことも

しばしばです

晴れた明るい日はいいだろうと撮ってみると、

日差しが強すぎて影が強く出過ぎ、暗い写真になんて事も

ファインダーの中は一瞬一瞬別世界

素敵な瞬間を切り取ってお届けしたいという気持ちは山々ですが、

目的は正確な作品情報

わかってはいるが写真撮りにはまりそうな私

目的第一でより良い写真をめざします