先日、新聞の別紙の写真にママ友に雰囲気のよく似た方を発見
雑貨デザイナーのキャス・キッドソンさんでした
特集記事だったので興味を持って読み進めると
発想の源は、「古い記憶、思い出」が根幹なんだそう。
大きな見出しは『幸せの記憶 商品で再構築』とありました。
「私とおんなじ~」
キャス・キッドソンさんは家族で暮らした幸せな時代を再構築
しているようですが、私の場合は、育った町と時代に大きく影響を受けました。
高度成長期に加え、私が移り住む数年前に果樹園から温泉がわき出た町で
活気にあふれていました。近くには大きなホテルがいくつか立ち、30数年も前には珍しい素敵な
レストラン、ブティック、インナーウエア専門店、チョコレートの専門店などが通りを飾り、
町はずれには農園風遊園地がありました。そこには毎年のようにサーカスが来たりしていたのです
ただ華やかな通りの裏には暗い川が流れ、迷宮入りした事件など
が立て続けに起こったりもしていました。明と暗
記憶としてはキラキラした明の部分が強く、光や空気感として残っています
いつもその時代を心のよりどころとしてきましたが、ノスタルジックな記憶
としていつの日か形にしたいと願うようになったのです
冒頭の、雰囲気の似ているママ友も実は元雑貨デザイナーでした。
そして私はかつてそのブランドのアクセサリー原型を手掛けていたことがあったのです
手掛けていた年代が少しずれていたものの同い年
偶然の縁に導かれ、時代感を共有しつつ仲良くさせて頂いている昨今です