アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

第3の技法追求その4 

2015-08-13 11:56:28 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 土曜はお盆で墓参りへ出かけることになったので、急遽F4号3枚の続きをやることにした。一応3枚とも画面は指触乾燥しているので、この上に下描きをした。いよいよ制作開始である。以前はテレピンで薄く溶いたテラローザ(別にライトレッドでもベネチアンレッドでも、要するに赤茶なら何でもよい)でデッサンしていたが、それだと色が強すぎるので(とはいえ上からどんどん描いていくので最終的には消えるのだが)、それにランプブラックを混ぜることにしている。つまり焦げ茶色にするわけだ。筆はハードリセーブルの細い筆を使う。豚毛でもやれないことはないし、以前は豚毛でやっていたが、やはり豚毛より柔らかい方が若干やりやすい。
 画題は風景画。画面いっぱいに森林がある感じ。今回も描き貯めたスケッチブックから、あまり上手でない、出来の悪いものを選び出してある。この失敗気味のデッサンを基にしてどれぐらい魅力的な油絵作品に仕上げられるか。しかも新しい技法で。狙いとしては画面に厚み、重厚さを与えること。どうしても下地の層が抜けてくる描き方だと自然と薄塗りになってしまう。そこを何とかしたい。
 厚塗りするのでいきなり次回から山場を迎える。月曜に描く予定なのでどうなるか、楽しみだ。


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