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*写真の一番左端から数えて5本目までがハードリセーブルで、それ以外はリセーブル。
油絵は豚毛筆で十分仕上げることはできますが、軟毛筆(ハードリセーブル、リセーブル)も使ってみるとよい。
私は最初この軟毛筆も豚毛筆と同じように筆洗で洗った後、ぬるま湯で石鹸をつけて洗ってしまったので、あっという間に筆先が広がり駄目にしてしまった。写真の一番左から数えて3本目以降の6本全てがそれで、写真を見てもわかる通り筆先が広がってしまっている。
もうこうなると収拾がつかず、思い切って捨てるしかないのだが、もったいないし、別に細密描写をするわけではないのでそのまま使っている。何も知らなかったので恥ずかしい限りだ。軟毛筆は筆洗でしっかり洗い、あとはブラシソフターをつけるだけでよい。
ドラクロワの言に従えば、油絵は制作が進むに従い、柔らかい筆を使うのがよいという。ということは、豚毛筆で粗描きし、描き込みにはハードリセーブル、仕上げはリセーブルを使うというわけだ。
私もそうすればいいのだが、つい最初から最後までハードリセーブルで描いてしまう。もちろんドラクロワの言うことに従う必要などないのだが、非常に理にかなっていると思う。
しかしこの自然な手法を使いこなすにはかなりの腕前が必要な気がする。近いうちに試してみたいと考えている。
蛇足)豚毛筆はよく毛が抜けるが、軟毛筆はほとんど毛が抜けない。どうしてかしらん。
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