アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

鉛筆自画像4枚

2018-05-02 05:51:43 | 石膏デッサン、模写、自分の絵

「自画像」 鉛筆、水彩紙(B3)、2000年5月制作


「自画像」 鉛筆、水彩紙(B3)、2001年6月制作


「自画像」 鉛筆、水彩紙(B3)、2001年6月制作


「自画像」 鉛筆、水彩紙(B3)、2008年8月制作

 やっぱり「石膏デッサン、模写、自分の絵」というカテゴリーの性質上、自画像も載せないと駄目だよね~(うわーっ、本当は載せたくなかったんだけど)。

 というわけで今回は自画像の紹介です。上3枚と一番下の1枚とで、かなり間が空いています。ですから腕前が上がったことがはっきりとわかると思います(時間の経過で頭髪がなくなっていますが)。

 さて、皆さん。お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、すでに私はこのカテゴリー記事で自分の描いた石膏デッサンも紹介しています。果たしてどちらが上手に見えますか、つまりどっちがもっともらしく見えますか。

 それは、はっきり言って石膏デッサンでしょう。それに比べると今回紹介した自画像はひどく下手だと思いませんか(一番下の1枚は除く)。

 つまりあれくらい石膏デッサンができるなら、もう少し自画像が上手でもおかしくないんじゃないかと思うのは自然なことです。
 いくら私の石膏デッサンは写真(つまり平面)を元にしたものとはいえ、自画像が下手すぎるんじゃないかと。

 ここでちょっと補足説明すると、実際の、つまり実物の石膏像をデッサンするよりも、写真の石膏像をデッサンする方が難しくない。つまり実物(立体)から平面(紙)へ写すよりも、平面(写真)から平面(紙)へ写す方が易しいのです。

 しかしそれを考慮しても、もう少し何とかならないのかと。

 だからね、繰り返しますが、石膏デッサンというのは、所詮は絵描き、画家にとっての嗜みに過ぎません。
 石膏デッサンが上手にできることに越したことはありませんが、上手だろうが下手だろうが、別に大したことではないのです。気にすることなど全くないのです。

 もし絵を勉強している方で、この記事をお読みになっている方がいたら、そして石膏デッサンで悩んでいる方がいたら、ぜひこのカテゴリーで紹介している私の石膏デッサンと今回の自画像とをよく見比べて下さい。
 そして石膏デッサンの、ある意味での無意味さに気づいて下さい。確かに絵の勉強として石膏デッサンは必要ですが、熱心にしつこくやる必要性は全くありません。
 この記事を読んでそれを知ってもらえれば幸いです。

 注)だからといって私は欧米の一部の絵画教育者のように石膏デッサンを敵視するつもりは全くありませんが(一部にいるんですよ、そういう強硬派が)。

 付)来週は水彩の自画像を紹介します。


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