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英語は耳から覚えるべき?

2020年07月26日 | 教えて!goo

外国語学習法については昔から様々な人が自論を述べていますが、某さんは以下のように主張していました。

外国語の学習は本来は耳から覚えるべきなのに---中略---リーディングを先行させた学習法をした人の方が、後で、リスニングの練習に苦労している印象を受けます。

母語習得は言葉を聞くことから始めますが、外国語も耳から覚えるべきでしょうか?

TED」では様々な分野の英語講演をスクリプト付きで聞けるので、英語リスニング学習に活用している人が多いと思います。そのTEDに、「The secrets of learning a new language」という講演があります。Lydia Machovaさんは多言語話者で、2年毎に新しい外国語を学習しているそうです。彼女のスピーチを聞いてみると、外国語学習に成功する人の学習法は十人十色であることが分かります。以下の動画の2分30秒後から、、、

The secrets of learning a new language | Lýdia Machová

And then I met
polyglots who always start by imitating sounds of the language, and
others who always learn the 500 most frequent words of the language, and yet
others who always start by reading about the grammar.

常に言語の音を真似ることから始める多言語話者
その言語の高頻度500単語をまず覚える人
文法書を読むことから始める人

何年勉強しても英語すらなかなか身につかない私にとって、複数の外国語を次々と身につけてしまう多言語学習者は憧れの存在です。そんなpolyglotsの中にも、単語学習から始める人もいれば、文法学習から始める人もいるというのは、意外な感じがします。

私が以前に持っていた多言語話者のイメージは、「単語帳や文法書を使わず、幼児が母語を学ぶようにして外国語を自然に身につける」人でした。でも、人それぞれ違うのです。必ずしも「外国語は耳から覚えるべき」ではなさそうです。


If you, however, want to keep words long term, you need to revise them in the course of a few days repeatedly using the so-called space repetition. You can use apps which are based on this system such as Anki or Memrise,

さらに、動画の6分後から、間隔反復に基づく単語暗記ソフト(Anki)を紹介しています。単語暗記に否定的な人もいますが、数カ国語に通じるポリグロットの中にも暗記アプリの愛用者がいるのです。

文法学習や単語暗記に批判的な人がいる一方で、一見古臭い学習法で数カ国語を身につけた人もいます。最近は日本人のリーディングとリスニング能に大差ないとか、文法学習から始めるpolyglotsがいるとか、従来の固定観念(stereotype)と異なる現実が見えてきますね。

Lýdia MachováさんはLanguage mentoringというウェブサイトを運営しています。それによると、彼女の9言語能力のCEFRレベルは以下の通りです。polyglotといっても、すべての言語がCEFR C2(ネイティブレベル)ではありません。彼女はCEFR B2以上をfluent(流暢)だと考えているようです。英検準1級はCEFR B2です。準1級に合格した人はI'm fluent in Englishと言いましょう♪

Native: Slovak
C2: English
C1-C2: German, Polish
C1: Spanish
B2: French, Esperanto, Russian
A1: Swahili


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