先日、「教えて!goo」というサイトでwayとstreetの違いについて質問している人がいました。私の回答がベストアンサーに選ばれましたが、回答者No.6の方がベストだったかもしれません。
「この道を真っ直ぐに行きなさい」と言いたいとき、日本語に引っ張られてしまうと「Go straight along this street」と言ってしまいがちです。真っ直ぐはstraightですから。でも、英語を母語とする人なら「Go down this street」と言うのが普通です。あえてstraightとは言いません。そのことに私は気付きませんでした。
ここで、downという単語に注目したいと思います。今時、小学生でもダウンという言葉を知っていますね。でも、私はこの単語をよく理解していませんでした。「down = 下方」と短絡的に覚えると間違う場合があります。
He went down the stairs. 彼は階段を降りていった。
ここでdownはtoward the ground or a lower place, or in a lower positionという意味です。これは簡単ですね。They went down the river.も同様です。川の水は低い方に向かって流れるのが普通です。
しかし、道案内でgo down the streetと言う時、そこは必ずしも下り坂とは限りません。ここではalong something, or toward the far end of somethingと言う意味になります。
私は時々「教えて!goo」で回答することがありますが、他人に教えるというより、誰かの質問がキッカケになって新しいことを学んだり、何かを教わることの方が多いです。
ちなみに、
1. wayはmethod, manner, direction/how to go somewhereなど
2. streetはa public road in a city or town that has houses, shops etc on one or both sidesという意味があります。
似たような単語の使い分けに迷った時は、オンライン英英辞典が便利です。上記の説明は、ロングマン現代英英辞典から引用しました。ほかにもオンライン上に無料で使える英英辞典があります。こういう辞書出版社はどうやって利益を出しているのかな?