2020年冬
恒例の日本海の冬景色と”夜叉”の舞台を訪ねる旅を続けたいなと思いつつ
暖冬で今年はもう日本海の雪景色を眺めるのは無理なのかなぁ・・・と
ほとんど諦めていたのですが
数日前に
この冬最強の寒波が南下して日本海側に雪が降るとの予報に大喜び
といっても当日になって天候が変わることもしばしばだったので
当日の朝の天気予報を確認してからと思っていたら
予報通りの雪マークが出てるのを確認して
いつもの若狭にすっ飛んでっちゃいました
今回はスタートが遅かったこともあって
ノーマルタイヤのまんまの自家用車での旅
とりあえず行けるとこまで行ってやれ
と無鉄砲に向かってみたところ
京奈和道の終点の城陽からの眺めが
京都市内の洛北から奥に重そうな雪雲がかかり、期待マックス
往路から鯖街道は無謀かなと湖西道路に向かうと
大津京のトンネルを出た途端に雪景色
交通量の多い国道161号線だから
たとえ吹雪きになっても、なんとかマキノまでは行けるかもと期待を抱き
途中、白鬚神社で一休みして
これまたダメ元と思って メタセコイア並木を眺めようとマキノ高原へ
途中融雪装置がなくなって ちょっとだけビクビクしたものの
国境峠も無事に通過できてなんとか敦賀まで到着
美浜町周辺にはまともな食堂がなくなっちゃったのを思い出し
日本海さかな街の海鮮ちらし定食でお腹を満たし
日向へと向かったのですが・・・
美浜町に入った途端
雪のカケラも見当たらなくなっちゃいましたぁ
あの敦賀湾から三方五湖のあたり
実は、不思議なくらい雪が降らない場所なんですヨ
(”夜叉”の撮影時の秘話を暴露しちゃうと、あの撮影の時もほとんど雪が降らなくて
近くの山からダンプで雪を運んでそれらしく見せてたって
以前、日向の集落にある酒屋さんのお婆さんからおうかがいしてました。
実は、雪のシーンは、ほとんど北海道とか別の場所で撮影したんですね。)
まあ、そんなこと(雪景色が見られない)もあるだろうなと覚悟してたので
日本海の荒波と波しぶきでも浴びれたらいいやと
日向港の防波堤を眺めていると・・・
アレッ?
なぁんかおかしいなぁ。。。
そ、そうなんです
小料理屋”蛍”の蛍子(田中裕子)が
日向に到着した時に幼子を連れて海を眺めに向かった
あの赤い防波堤灯台がなくなっちゃってました
(2020年2月6日)
(2017年2月11日)
(映画での風景)
(2011年1月10日)
時代の流れなんでしょうねぇ
いまやGPSやレーダーが発達して
カーナビのようにポジショニングやアラーム設定ができるから
灯台の役目は、もうなくなっちゃって
全国至る所で灯台が撤去されちゃってるんですよネ
おっと、また横道にそれちゃいましたネ
そんなこんなで 久しぶりに日向漁港の風景をウットリと眺めていたところ
関東ナンバーの車を発見
同じように、太鼓橋や防波堤、日向湖の漁村風景の写真を撮っている姿をみて
『たぶん、夜叉のファンだろうな』と勝手に想像してました
ただ、雪景色が眺められなくて残念だったでしょうねぇ
話を戻して
こちらは、小料理屋の”蛍”のセットが建てられてた場所
キレイに片付けられてて
もしかしたら誰かが”蛍”でも開業してくれるのかも、と
次回の訪問の楽しみができちゃいました
まあ、たぶんただの妄想で終わるんだろうな
さて、旅のしめくくりは、いつもの松原海岸の久々子海水浴場での波しぶき
この日は、波高がしれてて腹の底に響くような
消波ブロックにあたった波の砕ける大音響は聞かれませんでしたが
波しぶきはいつもどおりでした
〔相変わらずの隣国からのプラスチック他大量のゴミが不快でしたが〕
帰路は、時間を気にする必要がなかったので
いつものように若狭町から
鯖街道の熊川宿を抜け
朽木に抜けるルートを選択
それまで国道のほとんどが、これまでの集落区間の地中に埋められた融雪装置だけじゃなくて
道路わきに鉄パイプに穴をあけた融雪装置が施されていて
全く雪道の大変さを感じていなかったため
今回今津との分岐点で特に”冬用タイヤ装着”とかの表示がなかったので
車の轍もしっかりしてるし大丈夫だろうと南下してみたところ
朽木の集落を過ぎたあたりから降雪がひどくなり
葛川の武奈ヶ岳への登山口付近ではすっかり轍も消えて
花折峠下の途中トンネル手前まで
上り坂ではFFの前輪が空回りしたり
下りではハンドルをとられながらのオフロード運転となりました
ノーマルタイヤでもなんとか通過できましたし
除雪車も活躍してくれていましたが
日が陰ると気温が一気に下がり
凍結して立ち往生する可能性が極めて高いので
もしこのような天候の時にノーマルタイヤで通行しようと思われてる方は
くれぐれも注意してくださいネ
【付録】
2017年の大雪の時に民宿に泊まってこの味を覚えて以来
大のお気に入りとなっている地酒の”早瀬浦”を買ってきました
今回は、清水の舞台から飛び降りる覚悟で
大吟醸を買うつもりだったのですが
この純米吟醸も美味しいと勧められた選んでみました。
値段も大吟醸の半分で、なんとなくホッとさせていただきましたヨ
年末に、わが社の社員さんから偶然にも早瀬浦をいただいてビックリ!
もしかして このブログの存在を知ってるのかなぁ
いずれにしてもムッチャ嬉しかったです
さて、この早瀬浦
生きてる地酒なので、日蔭や冷暗所に保存して
封を開けたらすぐに飲み切るのが美味しく飲みきるコツです。
3年前に一升瓶2ケース(12本)衝動買いしちゃったけど
若狭に行く口実にもなるし
こまめに買うほうがいいかなって
機会あれば是非一度試して(飲んで)みてくださいネ