ネタがなくなったわけじゃないんですが
途中でほっぽったままにしてたフランスの旅の続きしてみますネ
ということで、Menton(マントン)の写真をアッチコッチのアルバムを探してみるも
どうしても見つかりませんでした。。。
ではってことで、ネットからの画像をお借りして・・・
http://photoenligne.free.fr/AlpesMaritimes2/Menton/Menton.html
http://www.tourisme-menton.fr/-Tourisme-Decouverte-de-Menton-.html
↑こんな感じの街です。 (むっちゃいいかげん)
Côte d'Azur(コート・ダジュール)の中心的な街であるNice(ニース)やCannes(カンヌ)
Antibes(アンティーブ)、Monaco(モナコ)と比べ、街の規模もずっと小さいので、
真夏のハイシーズンでもホテルのキャパから受け入れられる人数が限られているので
落ち着いてて、のんびりできる場所でした
旧市街も起伏があるものの、こじんまりとしてて、とっても居心地の良い空間でしたヨ
マリーナに面したあたりは、海を眺められるこ洒落たレストランが立ち並び、
旧市街の昼にはマルシェ(市場)が立ち並ぶスパニッシュでたとえるならパティオ(中庭)のような空間にも、カフェレストランが数多く店を構え、
オレンジ色の街燈に照らし出された中世時代の古色蒼然とした建物の壁
ランプの灯りに照らされた軒先に広がる濃いめのグリーンやえんじ色のテント
そしてテーブルのランプやロウソクの灯りに浮かぶ籐の椅子やテーブル
所狭しと並んだSea Food(大好きなブイヤベースやMussel等)料理とたっぷりのレモン
舌鼓を打ちながら談笑するお客達の表情 忙しそうに立ちまわるウェイターにウエイトレス
庭の中央には、とても古そうなアコーディオンでBGM音楽を奏でる
年老いたミュージシャン
絵になるんだよね~ なにひとつとっても
私が泊まった Hotel Menton Chambordのあるホワイエ通り
http://www.hotel-chambord.com/intro.php
もう1泊したいところでしたが、Provence鉄道に乗りたくて
朝からMentonを出発
前日、TGVから在来線に乗り換えたNice(ニース)に向かいました。
このあたり、French Rivieraと呼ばれるだけあって、海岸線には
いたるところに、プライベートビーチを持ったとっても瀟洒な別荘が立ち並んでいます
ココは、F-1でも有名なモナコ公国のモンテカルロ地下駅
地下なのに とってもオシャレで、さすがモナコって感じでした
Nice駅のコインロッカーにカバンを預けようと四苦八苦したあげく
結局、最大のロッカーにも入れることができなくて断念
当初乗るつもりだった電車に乗り遅れ、次の電車まで2時間以上もあったので
Provence鉄道のNice CP駅近くでお昼にしました~
生マッシュルームとハム&玉子のガレットに 生ビール
オシャレで美人のパリジェンヌのお勧めに、ついつい昼からビールを何杯も(笑)
「ウィ~ムッシュ~」とかって愛想よくしてもらっちゃうと つい財布の紐もゆるむって(爆)
こちらが鉄チャン(鉄道ファン)垂涎のProvence鉄道 (黒いカバンが私のです)
Annot(アノー)に行こうか Entrevaux(アントルヴォー)にしようか迷ったあげく
要塞で有名なEntrevauxにしました~
この電車(?) ディーゼルカーで、トラックのようなエンジン音をたてながら
登山鉄道のような、狭くて急な坂をノンビリと走るんですよ(笑)
これがEntrevaux ↑ 中世の要塞都市なんです~
これが街の案内図 頂上の要塞には もちろん歩いて上るしかないんです
コインロッカーもなくて どうしようかと思っていたら 観光案内所のマダムが
「あらあら! そんな重たいバッグ持って上までなんか行かれないわよ~!」
って感じのことをフランス話で言いながら、案内所で預かってくれました~
それも親切にも無料で 快く
嬉しくなって、ガイドブックを買うっていったら
「気にしなくていいわよ~ それにフランス語のしかないから~」
と言われましたが、(たぶん)「ノンノン、まったく問題ナシ!」ってことで買いました~
怪しげな東洋人のオッサンの一人旅なのに 超優しいですよ~
これは、頂上に辿り着くまでの道から撮った街並みの風景
これが、博物館でもなく、いまでも普通に人々が生活してるんだから驚き
ここの湧水がとっても冷たくて 気持ちよかった~
これが一番テッペンの建物から撮影したNice方向の風景です
汗ダクで 体からシオ吹かせながらの登頂でしたが、天気も抜群
イヤ~最高~ 来てよかった~ って喜んでいたら・・・
なぜか とある無人駅にひとり取り残されてしまいました
というのも、ココは、Breil Sur Royaというこれまた中世の街
Niceに戻って、
今度は、Tende(タンド)鉄道の最終でイタリアのCuneoまで行くつもりだったのに・・・
すっかり油断してしまいました。。。
まづ、Niceで出発時刻になっても Tende線の電車が来ない
やっときた Breil Sur Roya行きに乗って Breil Sur Royaに到着したものの
目の前で最終のイタリアへの連絡電車が出発
なんせヨーロッパでは、行き先までの切符を持っていないと無賃乗車とみなされて
多額の罰金を払わされるから、駅でキップを買いなおそうとしたのが大失敗
最終電車が出発したら 駅員もそそくさと自家用車に乗りこんで帰ってしまい
駅には人っ子一人いない状態に
仕方なく旧市街まで徒歩で移動し、ツーリストセンターのある
街の中心の教会横に行ったものの、もう閉まってて 誰~もいない状態
隣の交番にもしっかりと錠がかかっていて扉を叩いても返事なし
仕方なく公園に佇んでいたら ジャンギャバン風の気のいいフランス人のオッチャンが近付いてきて
「オイ、観光客かい? どーしたの? 泊まるとこがないのかい」(全部フランス語のみ:なので内容はただの憶測)
「そーだったのか! よし安心しなさい! 知り合いのホテルがあるから大丈夫」と
近くの一軒目のHotelも満室で部屋がないとの返事
二軒目も、やはり満室 ゴメンね~と慰められながら断られてしまいました。
親切にも、3キロほど離れたとこにあるホテルにも電話してくれたんだけどヤッパリ満室
ここは、カフェレストランもしてて、カタコトの英語が通じたんでよく聞くと
翌日は、週末の上に、独立記念日でフランス中、三連休となるため
どこもかしこも行楽客でゴッタ返しているはずとのこと
どっひゃ~ そら あきまへんがな。。。
仕方なくトボトボと駅に戻りながら、移動式のピザ屋をみつけてなんとか夕食を確保
真っ暗で、だーれもいない駅で ひとりきりの晩餐となりました~
「オイオイ、○十歳にして野宿かよ~。。。」と嘆きながらベンチで寝ていたら
放し飼いの犬が ハァーハァーいいながら近寄って愛想ふりまいてくるわ
そのうち警戒心の強そーだった黒ネコともすっかりお友達に(笑)
翌朝、始発電車がくるまでの間、無人のBreil Sur Royaの街を歩いてきました~
ようやく到着したVetimiglia発イタリア国鉄のCuneo行き始発電車
このTende線も 鉄チャン憧れのローカル線なんですよぉ~
時間が許せば、ひと駅ごとゆっくりと街歩きがしたくなりそうな場所でした
http://www.youtube.com/watch?v=vgWpYPFQ_yk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Wd97_3eKsHc&feature=related
国境手前のTende駅で反対側のホームで電車を待つ
そこそこ年齢のいったマドモアゼル発見 オシャレなんだよね~ アチラの人達
と、野宿の疲れも忘れて うつつをぬかすヤツ
それにしても、まったくフランス語喋れないのに フランス語しか通じない場所に行って
よくやるよな~いい歳をして と無鉄砲な性格に呆れながらも
フランス人の優しさに触れることのできた とっても素敵な旅でした
(いつか続きの Cuneo→Trino→Parisも記事にしたいと思いま~す)