Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

昔の人は偉かった!(暗越奈良街道編)

2020-02-17 18:09:07 | 山歩き&ハイキング

いま暮らしている家のある集落が

矢田丘陵の里山で

暗越奈良街道=伊勢本街道=国道308号線沿いにあることもあって

少し運動不足だなぁ~と感じると

 

特に準備をすることもなく身軽な格好で自宅を出発し

平城京(奈良市中心部)方面や

矢田丘陵の榁の木峠まで登ってから

北なら四条畷の境界近くまでを往復したり

南なら法隆寺まで歩いたり

 

暗峠方面から生駒山にのぼったり

 

電車で生駒まで行ってから

生駒山にのぼってから信貴山の朝護孫子寺まで縦走してから

近鉄生駒線の信貴山下に出て電車で帰ったりと

 

そんなエクササイズのためにと

特に気負いもせずに気楽に歩いているのですが

 

同じルートを何度も歩くのに飽きてしまい

 

それならボチボチと伊勢本街道でも踏破してみるか

と思ったのが 約2年前の2018年2月24日のこと

 

几帳面な人なら

起点の玉造(大阪環状線の玉造あたり)から歩き始めるのでしょうが

 

なんせいい加減な性格で 

特にこだわりを持たない南方系人間なので

『とりあえず大阪まで歩いていったろやんけ

 

と歩いた時の記録です。(なんのこっちゃ)

 

自宅を08:00丁度に出て

↓ 街道沿いにある闇夜燈から出発(な、なんとこれでも国道(笑))

ウチの集落は、街道沿いとはいっても

宿場ではないただの農家の集まった集落

反対の東側(平城京側)に砂茶屋という茶店のあった集落があります。

 

ウチの集落を上ったところにある

その名も追分

左側の白い建物は昔の本陣で有形文化財

数年前に土砂崩れの予防のために埋め戻しされてしまいましたが

いまの時期になると花見客で賑わっていた追分梅林の横を通過

追分の集落を抜けてしばらくすると三叉路があり

左に曲がると通称矢田山遊びの森という県立矢田自然公園で

この道より先は大和郡山市となるんですヨ

 

↓ココは矢田丘陵の遊歩道(縦走路)との交差点で

榁の木峠というところ

そこそこ古そうな地蔵菩薩立像があります

昔から街道をゆく人達を見守ってくれたのかな?

ここからの下りが この街道の矢田丘陵での最大傾斜地

では途中で一度止まると まず登れません

 

この矢田丘陵越え

木々に囲まれてほどんと景観のない寂しい道が続くのですが

榁の木峠を下り、車一台がやっと通れる箇所を過ぎた途端

生駒山が一望できるところに出て

ホッとするんですヨ~

この場所にあるのが歓喜の湯という足湯

車で来た人達で結構賑わってるんですよぉ~

無料だからだな(笑)

温泉の販売機もあるんですよ

 

足湯から下ったところが近鉄生駒線の南生駒駅付近

この踏切を渡って・・・

 

生駒から斑鳩まで南北に流れる竜田川を渡ると国道168号線

 

ここを過ぎると また古い街道の雰囲気の残る上り坂となります。

暗がり峠までの五合目付近にある 藤尾の阿弥陀如来

 

この阿弥陀如来を過ぎると西畑というところ

棚田で有名なところでしたが

いまはほとんどが休耕田となってしまい

ボランティアでなんとか草刈りしたり畑に貸し出したりして維持しています。

 

そんな中にある地鶏の平飼いファーム

結構いいお値段(生卵6ケ¥420 大和肉鶏 600g ¥2,000)なので

まだ買ったことなし

 

昔は、公共交通機関のない場所でしたが

高齢化がすすみ 買い物や病院への通院用に

コミュニティバスが運行されてるんですヨ

 

ありがたいですよねぇ

 

暗峠手前の景色のいい場所にあるカフェ

以前は、ハイキング客向けの茶店だったんだけど

おしゃれになったからかドライブに来たアベックだらけで

敷居が高くなっちゃいました。。。

 

この店の経営者

店の向かいにあるオタクの人で

TVの新日本風土記の”生駒山”の回でみたのを思い出し

『新日本風土記に出てましたよね?』って尋ねたら 

すっごい喜んでました(笑)

 

暗峠のほぼピーク地点にある

信貴生駒スカイラインの高架下トンネル

 

道が整備されて 

そこそこのサイズの車も登ってこられるようになりましたが

巾1.8mが限度

 

実は、整備される前の1990年頃

奈良から大阪に車で通勤していて

毎朝通勤ラッシュで大渋滞する阪奈道路を避けて

愛車のボルボ 745エステートワゴン(全長4790mm全幅1755mm)で

この暗峠越えしてた時期もあったんですヨ

トンネルを通過すると

日本の道百選の暗峠の石畳

 

ここが大阪と奈良の県境

 

道標を生駒側に少しのぼったところにある地蔵堂

(新日本風土記でも出てくる場所)

 

この街道と峠のことは こちらをお読みくださいね ↓

 

峠を過ぎてからは

標高455mから海抜ほぼ0m地帯の大阪側へ

一気に下っていきます。

 

この辺りが暗峠の最大傾斜地

重いボルボで通勤してた頃 

上りでは対面する車を避けようと一度スピードを緩めると

アクセルをふかしてもタイヤが空回りして前に進めず

仕方なく傾斜の緩い場所までバックして

勢いをつけて一気にのぼってましたねぇ

 

 

下りの時は反対に

峠を過ぎてからローでエンジンブレーキを使ってても

ブレーキが過熱してペダルを下まで踏み込んでも停車できず

ガードレールにぶつかったり前の車に追突しそうになって

何度も冷や汗をかいたものでした

(運よく、一度も事故しなかったですけどネ

 

徒歩だと

この辺りで急傾斜の連続で負担をかけてた

太腿とつま先が痛くて我慢できなくなり

後ろ向きに歩いて凌いでいます。

 

この道をあるいてみようと思われた方

くれぐれも革靴だとかヒールの高いブーツとかは履いてこないように

強くお勧めします

 

古くからの街道なので 当然ですが芭蕉の句碑もあったりします

 

近鉄奈良線のガード下が急傾斜の分岐点

ここからようやく普通の坂道になって

ホッとすること間違いなし

少し進むと

そこは大阪夏の陣で 徳川家康の本陣のあったところ

↓ 花園ラグビー場

 

右側の茶色のビルが東大阪市役所

第二寝屋川を通過して

緑橋を通過すると

ようやく森之宮に到着

 

大阪城を目の前にして素通りはできないなと

天守閣を目指すことに

 

大阪のシンボルで

インバウンドの観光客でごった返してました

 

といっても、奈良&大阪は

外国人観光客の8割は 韓国人と中国人

 

以前の韓国人観光客は、

”何度も攻められた憎い豊臣秀吉のお城をみてやろう”

との動機と聞いたことがありますが

 

最近は、ごく普通にインスタ映えの自撮りしてたり

たこ焼きとかを食べ歩いたりする姿をみかけるようになりました。

 

〔”恨”の情念はそんな簡単に治らないかな?

 

続いて

もうひとつの目的だった ピースおおさかへ

 

映画”血と骨”を観て 大ショックを受け

原作者の梁石日(ヤンソギル)の著書を読み漁り

”夜を賭けて”の背景となった 

大阪大空襲のことが知りたくて訪れてみました

 

そんな訳で

寄り道をしてしまったためもあって

時刻は夕方の5時を過ぎてしまい

 

クッタクタになって 大阪城をこの日の終点としたのですが

 

 

『昔の人は、この距離を草鞋で一気に奈良まで歩いちゃったんだよなぁ。凄いなぁ

と 感心しちゃったお話でした。

 

家に帰ってからこの日のログを調べてみると

最長記録でした~

 

奈良までだったら 出発点の闇夜燈からまだあと7・8キロあるわけで

やっぱかないまへんなぁ

 

 

 

 


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画”夜叉”の舞台を訪ねる旅... | TOP | "できる人が、できる時に、で... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 山歩き&ハイキング