前半の大隅半島を投稿してから約半年・・・
我ながら、なんちゅ~エエ加減なヤツやろと思います(反省)
と言うことで、とりあえず鹿児島の旅の続きをご報告したいと思います(誰も期待してないと知りつつ・・・)
さて、前半の垂水から鴨池までのフェリーに乗船したところからの続き
錦江湾沿いに南下してこの宿泊施設にチェックイン
実は、この施設、一般のお客さんはめったに使わないシーメンズクラブの宿泊施設
一階のロビーには、こんな船の模型や
号鐘(シップベル)が飾られてたりするんですよ。
と言うのも、ここはオイルショック後に作られた石油備蓄で知る人ぞ知る喜入港
海運関係者でなければ、特に興味を持たれないと思いますが
当時世界最大の原油タンカー 日石丸の碇がモニュメントとして飾られてたりします
いまでも、日石丸よりはるかに巨大なULCC(Ultra Large Crude Oil Carrier:超巨大タンカー)が定期的に入港し
石油備蓄基地としてしての役割を担っています。
ほとんど日本人船員のいなくなった外航商船界ですが、
こうした原油タンカーやLNGタンカーは、国として燃料の安定確保に係る重要な船舶のため
いまでも日本人乗組員が乗船しているんです。(但し、士官のみですが)
いまでは、乗船期間も短くなり通信機器やインターネットも使えるようになって
海上勤務も楽になりましたが、昔は一度乗船したら1年以上中近東と荷揚げ地までのピストン輸送に従事していたため
日本に寄港した時には家族がひと時の再会のために
主要な港には海員組合が運営する前述の船員宿泊施設が建てられ賑わっていたものでした。
この日は、朝から乗船する予定が船の接岸が遅れ、仕事を完了したのが夕暮れ時となり
スマホで予定していた指宿の安宿を急いで予約し宿に向かいました。
喜入港には以前にも訪れたことがあったのですが
仕事が終わってからそそくさと電車を乗り継ぎ鹿児島を離れてしまったこともあり
この日は、念願の指宿に泊まることになってルンルン気分
日本有数の有名な温泉地である指宿のこと
ネットのホテル検索サイトでも名だたる有名なホテルが沢山あったのですが
どうせなら美味しい魚介類を肴に焼酎が飲みたいな と決めたのが・・・
山川駅前で温泉付き、宿の中に食堂もあるこの宿
値段の安さから、ある程度は覚悟していたのですが・・・
バス・トイレ別のこんな部屋
いちおうまだ新築ですが、防音されてない薄い壁と煎餅布団にビックリ
その上、TVもエアコンも有料
洗面所はこんな感じでした
それでも、食堂は期待どおりの一般大衆向けで大満足
カツオの水揚げ港で有名な枕崎が近いので ハランボを注文
続いてお刺身の三種盛りに
カツオのタタキ(枕崎も土佐清水もタマネギに酢で〆てあるんです)
ちょ~っと期待よりはお粗末な料理でしたが 焼酎は美味しかったですよ~♪
あと、写真には撮っていませんが、温泉も源泉かけ流しの”いかにも”って感じで
清潔感は劣るもののそこそこ満足
翌朝は早起きして開聞岳を眺める絶景ポイントの長崎鼻に
映画”ホタル”の舞台を訪ねた旅でもご紹介しているので、開聞岳の景色は割愛しますが
潮だまりと遠く屋久島も眺められてとても素敵な場所でした。
(まだ観光客がいない時間だったので、景色を独り占めできてラッキーでした)
その後は、これまた指宿で見逃せない砂蒸し風呂に
指宿の温泉街の方が有名なようですが、
前日その温泉街の砂蒸し風呂に行ったお客が
『湯(温度)加減といい、雰囲気といいココの方が全然いいよな~!』と話していました。
たしかに、満潮になると波打ち際は使えなくなるそうですが
横になっている間もさざ波の音がとってもいいBGMになって癒されますよ♪
一般の入浴は砂蒸し風呂とこの温泉のセットですが
オプションで露天風呂もありました。
利用した時間が早すぎたため、少し待ってから蒸した玉子とサツマイモを購入
朝御飯抜きだったので、とっても美味しくいただきました
この公営砂蒸し風呂”砂湯里”を出てから
知覧に向かい平和会館を拝観してから鹿児島市の中心部へ向かいました。
【知覧の平和会館は、〔映画”ホタル”の舞台を訪ねた旅〕でご紹介させていただきましたので割愛します】
この後は、にっぽん縦断”こころ旅”の2016年秋の旅、鹿児島市慈眼寺公園の足跡を辿ったのですが
それはまた別の記事でご紹介させていただきますね。
実は、当初の予定では、この時の鹿児島の旅はここまでで
レンタカーを返して新幹線で小倉に向かい
角打ちと昼夜食堂を楽しんでから、家に帰るつもりだったのですが・・・
運がいいのか悪いのか
喜入での船の着岸時刻が遅くなり、仕事を終えたのが午後の5時をまわってしまい
税関に電話を入れたところ
「なんでもっと早く連絡を入れないんですか!」
「今日(土曜日)は、空港の応援で出庁してたけど、普段だったらいないんですよ」
「通関せずに物品を持ってるのは違反行為ですよ!」と
電話に出た若造職員が文句タラタラ
「船の入港時間が遅れて、下船時間が遅れて税関に連絡取ろうとしたらもう閉庁後だったんだけど」
と反論したところ
「それなら喜入の通関業者に渡して保税で保管しろ」と言うので、
どこの通関業者に出したらいいんだと尋ねると的確な回答もなく
何度も電話をかけなおして、挙句の果てに週末は閉庁なので、月曜に持参しろとのこと
ついでに日頃抱えている税関に対する不満をぶちまけさせていただくと・・・
最近の若造職員、ロクなのがいない!!!
権力を笠に、アレコレと難癖をつけることばかり
たとえば、地方の税関支署は定時で閉庁し、週末も閉庁日
船は、天候や遅延で動静が変わるのもある種の常識
その上曜日も時間も関係なく入出港しているので
税関の開いている時間に処理できないこともしばしば発生するため
支署の閉庁後に船を下船した時に本庁(たとえば名古屋税関)に電話して
『仕事で陸揚げした不要船用品があるので書類を送って処理していただけませんか』と言うと
決まって電話に出るのは下っ端の税関職員になりたての若造。
アレコレと難癖をつけてまるで嫌がらせをしているような対応を何度されたことか
「そこまで文句言うなら、船が入出港してるのに時間通りで閉庁するは、見回りもしないでいいのか!」
とぶち切れると、よくやく上司らしき人物が出てきてそれなりの対応をしてくれるのですが
上から目線で偉そうな物言いといい
職員の指導ができてないな~との思いでいます。
おっと、愚痴はこれくらいにしてと
ということで仕方なく土曜日、日曜日を鹿児島で過ごすこととなり
ホテルを取って2泊することになるならばと
転んでもタダでは起きないヤツなので
残念ながら雨模様でしたが
桜島に行き その後鹿児島市を観光してみました
現在の鹿児島中央駅(旧:西鹿児島)から市電で鹿児島駅に向かい
歩いて桜島桟橋に行きフェリーに乗船
ドキュメント72時間で観た桜島のフェリーターミナルを思い出しちゃいましたね~
ところが、いつもながらの”行き当たりばったり”で下調べしていないもので
雨の中、どこ(展望台)から眺めるのがいいのか
どうやっていいのかわからずのウロウロした結果
乗り放題チケットを見つけて
小型バスの乗車
雨だったので通勤ラッシュ並みの混雑でした
何箇所か観光スポットをまわって展望台に到着
生憎の雨で全貌を見ることはできませんでしたが
活火山を目の当たりにして迫力に圧倒されましたよ。
その後は、市内を散策して月曜日に税関で通関処理をして用事を済ませたものの
小倉に立ち寄る気力がなくなって
帰路もさんふらわあで帰るとこにしてしまいました
最後に
この鹿児島の旅を時系列でお知らせすると
3月1日
17:00 大阪南港コスモフェリーターミナル
17:50 大阪南港出航
19:30 友が島水道通過
3月2日
09:00 志布志港到着 下船
09:15 レンタカー手続き完了 出発
10:15 内之浦宇宙センター到着
11:30 駆け足で見学して出発
13:00 佐多岬着
14:00 根占着 (昼食)
14:30 根占~山川フェリー乗り場
15:00 鹿屋航空基地史料館着(約1時間滞在)
17:00 海潟漁港着
18:00 垂水~鴨池フェリー乗船
20:00 喜入シーメンズクラブ着
3月3日
(仕事)
17:30 下船
17:45 道の駅 いぶすき通過
18:15 くり屋着
3月4日
07:45 くり屋発
08:00 長崎鼻駐車場着
~09:00 長崎鼻見学
09:10 砂蒸し風呂 砂湯里着
09:50 砂湯里発
10:30 知覧平和会館駐車場着
~13:30 平和会館拝観
14:00 富屋食堂(ホタル食堂)
15:30 ウオーターフロントパーク着
(この後は、こころ旅の足跡を辿る旅)
3月5日
10:00 鹿児島中央駅前ホテル発
11:00 桜島フェリーターミナル
11:20 桜島着 周遊バスで展望台(12:50~13:00)
国民宿舎で昼食と温泉入湯
15:00 桜島フェリー鹿児島港着
3月6日
電車で慈眼寺に移動して税関へ
その後こころ旅の足跡を辿る旅の続き
14:40 さんふらわあ連絡バス乗車(無料)
17:00 志布志港から乗船
イヤ~思わぬ長旅となってしまいましたが
心ゆくまで鹿児島を堪能できました
酒(焼酎)よし、食べ物(魚、黒豚、天ぷら、ラーメン)よし、
温泉よし、見どころいっぱいでいいところでしたよ~