さて、Faroのコインランドリーから洗濯物をホテルに持ち帰ったところ
時刻は11:30
カップヌードルとポテチだけの朝ごはんだったので
そこそこ空腹感で”何か食べたいモード”
怪しげな日本食レストラン(だいたい寿司バー)も数軒見かけましたが
『やっぱシーフードだよな』と 目星をつけておいた店に
ここは庶民的な店でリーズナブルなお値段で食べられるんです
店に入って席に案内されるのかと思ってたら
ショーケースに入ってる魚貝類からお好みの品を選んで注文してとのこと
注文して案内された席につくと
ハウスワインとパンとトマトのサラダが出され
さっそくワインを飲み始めたのですが
このトマトサラダがパンとの相性抜群で
美味しかったなぁ
通された部屋には Jose Afonsoなる人物の
ポスターが飾られていて
調べてみると 左翼活動家でシンガーソングライターだったそうで
この店とどんな関係があるのかはわかりませんでしたが
熱烈なるファンかサポーターだったみたい
注文したのは、生牡蠣とアサリと赤貝のワインバター蒸し
それからまわりのお客がみんな食べてたのでつい追加で鰯の塩焼きとジャガイモ
パンとジャガイモは少し残してしまいましたが
満腹で大満足
膨らんだお腹を抱えながらホテルに戻ってみると
なんと気温31℃
部屋に戻ったら冷房から抜け出せず昼寝しちゃうだろうなと
昼の旧市街の散策に出発
石畳の補修をしている光景に遭遇し
こりゃ大変だ と実感
こちらはFaroで人気のお土産屋
実はイワシの缶詰が売りで
FaroだけじゃなくてLisbon他でも買えると知って素通り
次に訪れたのがArco da Vilaという城塞
入口にはまたまたコウノトリの巣があり
それをそのままにしてるところがいい感じでした
ヨーロッパ各地でよく見かける旧市街の本丸って感じ
その中心の高台にある大聖堂
古代ローマ時代、イスラム支配下ではモスクが建てられ
12世紀にポルトガル王国となってから13世紀に大聖堂が建てられたんだとか
屋上がFaroを一望できる展望台になってるみたいでしたが
人がいっぱいだったのでパス
その前には日本と同じような赤い郵便ポストがありました
集荷時刻?
城壁を抜けて海側に出てみると
水上タクシーや遊覧船乗り場になっていて
いくつものボートツアーがありましたが
なんせ暑くて乗る気になれず またまたパス
ポルトガル建国とイスラムとの歴史を表してるタイルがありました
城塞の外周を半分ほど回ってから
また城塞内に戻り
博物館とFADOの演奏があるらしく興味をひかれたのですが
ちょうど昼の演奏時間が終わったばかりだったので またまたパス
カフェテラスもなんせ暑すぎて立ち寄る気になれず
お土産の露天商が並ぶ一角で
つい、ポルトガル風のタイルの鍋敷きとオーガニック石鹸を購入
その後、ミネラルウォーターを買いがてらスーパーマーケットを視察
果物類やポテト、玉ねぎ
生姜にキャッサバにレモン、ニンニクなど
ワインはお手頃価格なものがいっぱい
セルベッサ(ビール)に
ウイスキーやリキュール類
パン
冷凍食材(主に魚)
肉にチーズ
一応それなりにモノは揃ってるし
ヨーロッパのほかの国々と比べると全体的に安いのがわかりましたが
品質もそれなりな感じでした。
長期で生活するのはちょっと残念かも
ホテルに戻ってシャワーを浴び
クーラーを効かせた部屋で午睡を楽しんでから
夕食に出発
前日のFADOの響く路地のレストランもいいなと思いつつ
TripAdvisorで人気のレストランが気になり
飛び込みで入ってみたところ
運よく席が空いてたようで
ついそのまま着席
店主のオススメの白ワインとガス入りミネラルウォーターを注文
これはイワシのパテでしたがパンに塗って食べたら最高
注文したのは マテ貝と
シーフードリゾット
正直な話、感動するほどの味ではなかったかな
お会計は、€56.70=8,547円でした。
美しい夜景を眺めながらホテルに向かって歩いていると
なにやら人だかりを発見
なんとテキーラと生バンドが売りのメキシカンレストランバー
お腹はいっぱいだし、行列してたのでパス(笑)
FADOを聴きたいなと前日歩いた路地に行ってみても
土曜日は閉めてたり閑散としていたので
諦めてホテルに戻り早めに就寝
翌朝、7時発の電車に間に合うようにと
コンビニで買っておいた菓子パンとコーヒーで朝ごはんをすませ
寝室の窓からみえるこれから改装工事する様子の古い建物に別れを告げて
ホテルをチェックアウト
駅に停車していたFaro始発の特急電車に乗り込みました
これが車内
よくある固定式の椅子で
良いのか悪いのか
4人掛け対面シートの窓側の席(進行方向が背中)
ラジオが聴けたり
窓のブラインドは電動
読書用ライトがありました。
ちなみに最高営業速度は240キロ+
Faro付近はこんな感じ
少し北に上ると コルク樫だらけ
(樹皮がコルクになって剥いても再生するらしいです)
Faroから3時間後 Lisbonに到着
Lisbonは首都なので日曜日にもかかわらず
Faroを出発時には3割程度の乗客だったのが途中の駅から乗り込んできた乗客でほぼ満席
ほとんどの乗客が下車してホッとしてたらLisbonから乗り込んできた乗客で
またまた満席
ほとんどが外国人観光客(会話が英語だったので)でPortoに行く様子
やっぱりオーバーツーリズムなんだなとちょっとガッカリ
そのうえ、Faroではそんなに気にならなかったのが
Portugalって国はSpainのお隣だし
Espanaのちょっと田舎な雰囲気だと思い込んでたら
Spainが南米やフィリピンを植民地にしていたのと全くことなり
インドのゴア、中国のマカオ、
アフリカ東海岸のアンゴラ、モザンビーク、ギニアビサウ
そして南米ブラジルにオセアニアの東チモール
その名残からか黒人比率が高くてビックリ
長い歴史の中で溶け込んでいるようにも思いながら
やはり差別は受けていたのかなんとなく暗いイメージ
Aveiroで下車して漁港で美味しい魚介類でも堪能しようと思っていたのですが
すっかりポルトガルに食傷気味となってしまい
いっそのこともうスペインに行っちゃえ
とAveiroで長距離バスを調べてみると
スペインのALSAでVigo行がみつかり
ネットでは購入期限を過ぎていたため
バスターミナルで乗車券を買おうとすると
日曜日で午前中休業(12:15)
仕方なく到着したバスの運転手に現金かカードで買えないかと尋ねると
”ダメ”の一言(12:30)
その直後にFlix Busが到着したため
またまたドライバーに話すと”オンライン以外では乗れない” とすげない答え
その1時間後にもFlix BusがあってPorto経由でVigoまで行けるのがわかったため
慌ててネットでチケットを購入することができました
13:45 Aveiro発
14:35 Porto着
このPortoのバスターミナル
まさしくオーバーツーリズムで座る椅子も休む場所もなし
土産物屋で時間潰ししてみるものの買いたいものもなく
(コルク製品が欲しかったのですが安物のポーチしかなく断念)
無茶苦茶大きなパンピザと白ワインでお昼にしてみましたが
白ワイン不味かった~
待ちくたびれて嫌気がさしたころ Vigo行のバスが到着
16:45Porto発
Portugal最北部の小都市Bragaに停車したのち
20:14ようやく海が見えてきて
20:20Vigo到着
Vigoが思いのほか大きな街だったので
この時点で目的地をCudilleroに決定
そのまま鉄道駅に移動してA Corunaまでのキップを購入して
21:35発の特急に乗り込み
23:30 電車の中で予約しておいた
A Coruna駅前のホテルにチェックイン
朝5時起きしてFaroから電車とバスでイベリア半島西端をほぼ縦断
車窓からの景色を堪能したけれど長かった~
でもいつもながらの行き当たりばったり旅
乗り換えができるか泊まる宿はみつかるかと
ハラハラドキドキの連続ですが
刺激があって超面白かったです
【④に続く】