栗名月
早いもので、今日は「寒露」
二十四節気のひとつで、秋分から十五日目を言います。
草の露が冷たく感じるこの頃には、台風もおさまり
「秋晴れ」の日が続く、まさに気持ちの良い「秋麗」という言葉がピッタリですね。
日本の農家さんが一番収穫の忙しいこの時期が
「秋麗」とは、何だか幸せを感じずにはいられません。
十三夜は別名を栗名月と呼ばれています。
今まさに、栗が旬ですもんね。
子供の頃、父方の祖父母の家へこの時期は楽しみに出かけました。
お山の大きな栗の木の収穫の時期、祖父の後ろにくっついて
栗拾いに行くのが本当に嬉しかったのです。
お芋より栗が好き。好きを通り越して、大好物なんです
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ケーキはモンブランが並んでいたら、それしか頂きません
栗と書いてあるお菓子、お料理なら何でも頂きます
「栗職人」と呼ばれているほど、大好きです。
今年もご注文を頂き、「渋皮煮」を作りました。
今年は栗が不作だという事でしたが、手元にきた栗達は艶も良く
粒も大きくて、大きさも揃っていました。
妹は今年も腱鞘炎になるのでは・・と心配するほどの量を剥き
ほぼ、徹夜の勢いで頑張っていました。
写真の栗の3倍の量ですから、結構な量ですよね。
お菓子作りが本当に好きなんだな・・と、毎回感心しながら見ております
普段、物事に対してアバウトな性格なのに・・
この仕事に対する姿勢は「職人」。元来、不器用なので努力しているのでしょうね。
今日の十三夜にはお団子とこの「和栗のモンブラン渋皮添え」を供えます。
月見団子は月が満ちました・・という事を表す為に丸く形を整えますけれど
丸いままでは飾らない事はご存知でしたか?
手のひらで丸めてから、豊穣への感謝の想いを込めて上からぎゅっと押す。
それから三方に並べるのです。
これはきっと完全な形の中に「美」を求めない、
日本人の精神文化と重なっているのかもしれませんね。
寒露の時期は北から雁が飛んでくると古来からいわれています。
「しら雲に はねうちかはし とぶ雁の
かずさえ見ゆる 秋の夜の月」 古今和歌集
12日の満月にむかって満ちていくお月様の光の中、
古の歴史をそっと自分に添えてみるのも 十三夜ならでは・・
今夜はそんな夜長をどうぞお過ごし下さい。
早いもので、今日は「寒露」
二十四節気のひとつで、秋分から十五日目を言います。
草の露が冷たく感じるこの頃には、台風もおさまり
「秋晴れ」の日が続く、まさに気持ちの良い「秋麗」という言葉がピッタリですね。
日本の農家さんが一番収穫の忙しいこの時期が
「秋麗」とは、何だか幸せを感じずにはいられません。
十三夜は別名を栗名月と呼ばれています。
今まさに、栗が旬ですもんね。
子供の頃、父方の祖父母の家へこの時期は楽しみに出かけました。
お山の大きな栗の木の収穫の時期、祖父の後ろにくっついて
栗拾いに行くのが本当に嬉しかったのです。
お芋より栗が好き。好きを通り越して、大好物なんです
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ケーキはモンブランが並んでいたら、それしか頂きません
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栗と書いてあるお菓子、お料理なら何でも頂きます

「栗職人」と呼ばれているほど、大好きです。
今年もご注文を頂き、「渋皮煮」を作りました。
今年は栗が不作だという事でしたが、手元にきた栗達は艶も良く
粒も大きくて、大きさも揃っていました。
妹は今年も腱鞘炎になるのでは・・と心配するほどの量を剥き
ほぼ、徹夜の勢いで頑張っていました。
写真の栗の3倍の量ですから、結構な量ですよね。
お菓子作りが本当に好きなんだな・・と、毎回感心しながら見ております
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普段、物事に対してアバウトな性格なのに・・
この仕事に対する姿勢は「職人」。元来、不器用なので努力しているのでしょうね。
今日の十三夜にはお団子とこの「和栗のモンブラン渋皮添え」を供えます。
月見団子は月が満ちました・・という事を表す為に丸く形を整えますけれど
丸いままでは飾らない事はご存知でしたか?
手のひらで丸めてから、豊穣への感謝の想いを込めて上からぎゅっと押す。
それから三方に並べるのです。
これはきっと完全な形の中に「美」を求めない、
日本人の精神文化と重なっているのかもしれませんね。
寒露の時期は北から雁が飛んでくると古来からいわれています。
「しら雲に はねうちかはし とぶ雁の
かずさえ見ゆる 秋の夜の月」 古今和歌集
12日の満月にむかって満ちていくお月様の光の中、
古の歴史をそっと自分に添えてみるのも 十三夜ならでは・・
今夜はそんな夜長をどうぞお過ごし下さい。
今回のブログも大変勉強になりました。お団子ぎゅと押すのですね。写真のお団子の美しさの理由がわかりました。
それにしても美味しそうなモンブラン!あ~羨ましい。スペインには栗料理はかなりあるのですが、モンブランのようなケーキやお菓子は見かけません。残念なのですが。今度教わらないといけません。
私も栗が大好きで、一人で焼き栗をしては食べています。(田舎では)今年も不作ですか...
雁が飛ぶ姿は絵になりますよね。着物の柄でも素敵だし。今回の和歌も今の季節にピッタリ。日本人の特権ですね、この和歌は。
コメント有難うございます
そうなんですよ。お団子、ぎゅっと押すんです。
室礼の先生にも習いました。
日本の文化って面白いですよね。
今度是非、妹に聞いて帰って下さい。
スペインでこのケーキもいいかも
雁の柄の着物、粋ですよね~