書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

董美人墓碑(597)

2006-07-01 07:01:51 | Weblog

この碑は清時代に発見されたが、
後の太平天国の乱で所在不明となった。
この碑の作者は不明であるが、
良く均整の取れた骨格、自信に満ちた点画から醸し出る力強い筆勢、
一字一字から迸り出る気品、優雅さ、
これ等を勘案すると、当時の大家の作であると考えられる。

尚、美人は当時の官命らしい。
19歳で病没した侍女を傷んでの墓碑と言うが、
何か物語が隠されているに違いない。 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿